妻の育児休暇中に、子供を妻の義母にみてもらってアジアの某国に
旅行に行ってきたときのお話です。
産んで2ヶ月ほどの妻はあまりにもユルユルなので、締まりをよくする
エステなるものを探しての旅でした。ホテルではかろうじて英語が
通じるので、お互いに片言の英語でなんとか情報を得て、市場の裏通りに
ある店に行きました。妻は心配そうにしていましたが、私も施術中は
そばにいてやるということで渋々了解しました。教えてもらった
場所に行くと、見るからにけばけばしい看板と極彩色の造花に縁取られた、
なんとも胡散臭そうな入り口の3階建てのビルがありました。
妻は入るのを嫌がりましたが、ここまで来たからには後戻りするわけに
いかず、その細身の体にはアンバランスにパンッと張ったお尻を
押しながら階段を上がっていきました。2階には3つ部屋があり、
そのうちのひとつに「あナタおくルわせルえっちなどう具有りマス」と
読みにくい日本語と、何を書いてあるのか読めない某国語を彫った
ドアの部屋があり、わずかに開いたそのドアの隙間から中を覗くと、
あやしげではありながら、なんとも興味をそそられるようなモノが
所狭しと並べられてありました。私は非常にその部屋に入りたい衝動に
駆られましたが、妻をエステに連れて行くことが先決であったので、
後ろ髪引かれながらその部屋をあきらめ3階に上がりました。
3階には部屋は1つしかなく、入り口にかなり美人な私好みの
受付嬢が2人座って、訝しそうな目でこちらを見ていました。
私はホテルの支配人に書いてもらったメモを彼女達に見せ、
身振り手振りで妻にエステを施してくれるようお願いしました。
受付嬢達は顔を見合わせていましたが、一人が立ち上がって
奥に消えていきました。しばらく待っていると、白衣を纏ったとびきり
美人のエステティシャンらしき女性が出てきて、にこやかな笑顔で
妻を部屋の奥へ誘いました。私も一緒についていこうとすると、受付嬢2人に
遮られ、妻は不安そうな顔で立ち止まってこちらを見ていました。
私は、約束が違うじゃないか!私も一緒に入れてくれないのなら帰るぞ!と
通じもしない日本語で捲くし立てましたところ、困り果てた顔でなにやら
3人で相談してましたが、私も中に入れてもらえることとなりました。部屋の
中は甘く饐えたような香りが立ち込め、生暖かく気だるい雰囲気でした。
カーテンで仕切られた個室に妻は案内されて入っていき、私も中に入ろうと
したら、それはどうにも許されないような様子で拒まれました。
妻の不安は最高潮に達していたようでしたが、カーテンひとつ隔てた
外に私がいるんだから心配することない、なにかあったらすぐに飛び込んで
助けてやるからと言いくるめて、ようやく妻はカーテンの中に白衣の女性と
ともに消えていきました。私は密かに期待に胸を膨らませていました。
施術士が男性でなかったのは当て外れでしたが、あまり性的欲求を表面に
あらわさず、男性経験も私以外にない27歳の妻が、どう見ても20代前半の
美貌のエステティシャンのテクニックでいかされまくる(ホテルの支配人
には少々性的に手荒なまねをしてもらってもいい、と伝えました)のを
カーテン越しではありますが、堪能できるのですから。なにも物音もせず
15分くらい経った頃でしょうか、微かに妻のうめくような声が聞こえて
きました。そこから断続的に「うっ」、「あっ」、「あんっ」といった
妻の甘い声が聞こえ、ひときわ大きな叫び声に近いような声が聞こえたかと
おもうと、そこからはひっそりと静まり返ってしまいました。私は中を
見たい衝動に駆られて居ても立ってもいられなくなりましたが、
頭をもたげてきた股間を気力で鎮めながら、じっと我慢してました。
そしてほどなく現地の民族衣装にくるまれて、顔を紅潮させた妻が
出てきました。これからすごいことになるのを期待してた私は、完全に
肩透かしを喰らった状態で、それでも平静を装い、妻にどうだったか
尋ねると、ボーっとした面持ちで、すっごくよかった、とだけ答えました。
まぁ、よかったのならいいか、と、中途半端に昂ぶった気持ちと股間を
抑えつつ、お楽しみは夜に取っておこうと自分を慰め、受付嬢に笑顔で
日本円にして5万円ほどを支払い、おぼつかない足取りの妻を支えながら
階段を下りていきました。そこであのあやしい店が目に入り、ダメモトで
妻にここにここに寄っていこうと誘いました。普段なら絶対に嫌がるのに
妻はおそらく思考能力が低下していたのか、2つ返事でいいよ、といい、
気が変わらぬうちに店の中に飛び込みました。そこにはAVで見たこと
あるような代物や、どうやって使うのかわからないような不思議な道具や
怪しげというよりかなり危険そうな薬品めいた小瓶などが、まさに
圧縮陳列よろしく並べられてありました。妻は空ろな目を輝かせて、
いろいろ眺めてましたが、「藪蛇もどき」と「トドのつまり」と
「マンチョビレの尻尾」なるものを掴んで離さなくなりました。
あまりにも異形の道具で、使用法など見当もつかず、買って帰っても
無駄だからと妻に言い聞かせましたが、駄々っ子のように寝転んで
暴れだし、着替えのために脱いだ自分のブラやパンツを取り出して
私に投げつける始末。途方に暮れていると、今まで気付きませんでしたが
店番をしていたらしい女の子が出てきて、プラカードを見せてくれました。
いろんな国の言葉が書かれてあるそのカードに日本語も書かれてあり、
試すイイです。懇切丁寧おしえます。試着室アチラ。と書いてありました。
妻は喜び、その女の子に連れられて試着室にいきました。女の子だけ
戻ってきたので、たけし先輩に頼まれていた、課次長待遇の奥様用の
お土産として、「跳ねる不如帰」と「這蟲の卵」を妻に内緒でこっそり
買いました。おそらくまたこれでたっぷり泣かすんだろうと想像しながら。
女の子だけ戻ってきてから10分経ち、30分経ち、1時間経過し、1時間半が
過ぎようとしたところで、持ってきていたタバコを切らしてしまい、
イライラが募る一方。店番の女の子に、ここら辺にタバコを売っている
ところはないか?と尋ねたら、地図を描いてくれました。それを頼りに
タバコを買いにビルの外に出てタバコの売店を探しましたが、なかなか
見つからず、しまいにはビルの位置すらもわからなくなってしまいました。
私は青くなって必死にビルを探しました。4,5時間も探し回っていた
でしょうか、ようやくビルを見つけましたが、周りの建物や風景は
そのままでしたが、そのビルは見る影もない廃墟・・。あわてて中に
飛び込み階段を駆け上ると、そこには!・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
素っ裸で「藪蛇もどき」と「トドのつまり」を握り締め、
「マンチョビレの尻尾」を装着して、全身をピクピク痙攣させながら
よだれを垂れ流している妻がいました・・。
それ以来、妻は私とは寝てくれず、明けても暮れても
「マンチョビレの尻尾」の虜となってしまいました・・。
ゆえに、締まりがよくなっているのかどうかも知る由もなく・・。
あっ!これは妻の浮気というより、本気でしたね・・。
今頃気付きました・・。読者の皆さんお許しください・・。
ちなみに、性生活以外の妻は良妻賢母のいい奥さんです。
完。