私のショップで扱っている、一番電圧の高いスタンガンは75万Vです。今回は、店長の私が身をもって体験してみました。護身用品WEB(白石)数日前、なにげなくスタンガンの動作テストをしてて、ふと体験してみたくなりました。スタンガンの効果については様々な情報がインターネット上に氾濫しています。しかしどの情報も同じ事ばかりで、極端なケースでは、全く同じ文章のコピーの掲載も数多く見かけます。そういった現状と、やはり護身情報を発信する立場として、身を持って体験し、皆様に伝えていかないとならないという思いは普段から感じていたのですが、いくら「怪我をしない」「後遺症がない」とわかっていても75万Vです。半端な電圧ではありません。ついつい臆病になってしまい、体験を後回しにしていました。今回、商品のスタンガンを動作テストでバチバチさせながら、いつものように「いつかはやらないとなぁ」なんて思っているうちに、だんだん決心が固まってきました。どうせいつかはやるんだったら今やっちゃうか。よしやろう。そういった感じで実験に入りました。75万ボルトの電圧を発生するスタンガンは、当店の商品の中で最も高い電圧を使用しているスタンガンです。スタンガンにはいろんな電圧によって種類が分かれていますが、75万Vは一般的なスタンガンの中でも強力な部類に入ります。スタンガンの電圧の違いは、外観上でも様々な違いを生みます。一つは火花の明るさと大きさ。5万Vクラスのスタンガンに比べると、75万Vのスタンガンは火花の大きさとまぶしさが明らかに違います。75万Vスタンガンの火花を見つめると、まるで工事現場の電気溶接の火花を見たような錯覚に陥ります。その火花はまぶし過ぎて、残像が目に焼きつき、しばらくは目が回復しません。こういった現象は5万Vクラスのスタンガンにはない影響です。また、もう一つの違いは放電の音。5万Vクラスのスタンガンの放電音は「パチパチ」といった感じですが、75万Vになると「パチンパチン!」と、まるで小さな爆竹が破裂するような激しい音がします。この音があまりにも凄まじいため、実際に初めて動作させる人は、自分がスイッチを押したにも関わらず、必ずビクッとしてしまいます。このように、明らかに格段のパワーがあるスタンガンを、実際に自分の体に試すのですから、実行にはかなりの勇気が必要でした。もう何度も「また今度にしようかな・・・」と決心が揺らぎました。しかし、いつかはやらなければと思い直し、実行に写りました。今回、スタンガンを当てた部位は右足のふくらはぎです。怖かったので、出来るだけ体の遠くに当てたかったのです。使ったのは75万Vのバトン型スタンガン。電池は新品です。実際の使用を想定し、衣類(Gパン)の上から当ててみる事にしました。右手でスタンガンを持ち、少し体を右に曲げて、スタンガンの電極部分をしっかりとふくらはぎに押し付けました。そして、何度もためらった後にスイッチを一瞬だけONしました。その時間は数分の1秒間。多分0.5秒もなかったと思います。スイッチを押した瞬間に、ふくらはぎから強力な電圧が入ってくるのがわかりました。全ては瞬間でしたが、ふくらはぎから入ってきた電流は体の芯を通り抜けて頭まで伝わったような感覚です。そして、その電流を感じた瞬間に、もうスイッチを切っていました。その電流の感触は、表現が難しいのですが、ふくらはぎの骨に注射針を直接突き刺し、その針先が脳ミソまで突き抜けていくような感触とでもいいましょうか。感じとしては表現が難しいのですが、感じた事は、「絶対に流れてはいけない所に、なにか大きなものが流れた」といった感じです。多分、実際には神経を流れたのでしょうが、感覚としては骨にズシンとくる
...省略されました。