「その方が良いかも知れないですわね‥確認しておきたいのですが◇◇川さんはS岡に慰謝料等の請求する気はないと言う事で良いですか?」「それは奥さまの女房に対する出方次第ですよ。」「私は奥さまにその様なつもりはありませんよ。どうせ初めはS岡の方が誘惑したに決まっていますから。」「そうですか‥では私もS岡さんにお互い様と言う事で請求はしません。」「請求しても訴訟を起こされても構いませんよ。私はS岡とは離婚する事に決めましたから。S岡に対して慰謝料も請求するつもりでいます。◇◇川さんもS岡に訴訟を起こされたらS岡も払い切れないのでは‥と心配しただけですよ。」「そうですか‥」「では‥私は帰らさせていただきます。お邪魔しました。」奥さんがさっさと席を立ちS岡も慌てて後を追う様に出て行った。再び女房との沈黙‥「パパ本当にごめんなさい‥。私しばらく実家に行ってた方が良い?迎えに来てくれますか?」「反省してるか?」「はい‥」「もう2度目は許さないぞ!」「はい。ごめんなさい。」「寂しかったのか?」「わからない。本当に軽い気持ちだったの‥こんなに周りの人を傷付けるのわからないで‥」「そっか。お義父さんもお義母さんも心配してるから電話してやれ。」「うん。パパ本当にごめんなさい。ありがとう。」「お前は前歴1だからな忘れるなよ。」「はい‥」良いのか悪いのかわかりませんが今回だけは許してやる事にしました。S岡の奥さんが昨日の私にダブって見えてひどく冷たい人間に見えたのが1番の理由でした。S岡の奥さんが言っていた「S岡には何度も裏切られてきました。ほんと良い機会だから離婚する事に決めますわ」と‥女房とうまくいってなく外に女性を求め‥悪循環だったのでしょうと人の家庭を冷静に分析できる余裕が今朝までの私からは考えられない事でした。皆様からのご意見を頂き参考になりました。