私の家は親から譲り受けたもので、市街地から少し離れたところにある 幼い頃は周りに家も少なく閑散としたものだったが、最近は開発が進み、立ち並んだ新築の家並みを見ると、さながら郊外のベッドタウンといった風情だ 今は妻と子供の3人で暮らしている
先日妻の浮気が発覚した 躰から力が抜ける程動揺したが、相身互い、いたしかたない 私も最近越してきた近所の奥さんと逢瀬を重ねているからだ その人は専業主婦で32歳、まさに女盛りの人妻である 出会いは今時陳腐ではあるが、我が家の愛犬の散歩がきっかけだった 彼女も犬を飼っており、よく遭遇した 最初はご近所さんの挨拶程度だったが、ある日虚勢していない我が家のバカ犬が、彼女の犬に襲いかかろうとしたことで、私たちは急速に接近することになる それからは時間を合わせ、犬の散歩にかこつけたささやかな密会を楽しんだ 周りの目もある 落ち合う場所はいつも変えていた まるで中学生の恋のようにときめいていた
食事に誘うのは自然な流れに思えた もちろんお互い伴侶への思いは複雑だったが、それでも共有する時間を持ちたかった 食事をし、お酒を飲み、当然のようにホテルへ誘う 自信はあったが賭けるような気分だった 彼女は最早覚悟を決めていたのか、抵抗はなかった と思う
ベッドの上の彼女は淫乱だった まるで最後のセックスであるかのような乱れ具合である 私は愛情をかけ責め続け、彼女は乱れまくった 普段のイメージとはかけ離れたメスの彼女に、私の興奮は冷めなかった どんな体位も受け入れ、どんなリクエストにも応えてくれた
刹那の時、二人は断末魔の呻きと共に果てた 私の精を満たした膣内はいつまでも痙攣し続け、再びの怒張を呼び起こし、またもや至福の時へと誘う
何度重なり合ったろう 私は彼女の虜になっていた
彼女とは今も続いている 妻が誰と浮気していようが何も言えない
先のことは見当もつかない 離婚の申し出があれば受けようと思っている