もう3年以上前の話です。妻が浮気をしていました。
私は結婚して以来、仕事に追われ家庭を顧みることもありませんでしたし、それまでの数年間は単身赴任をしておりましたので、仕方のないことかもしれません。青森生まれの妻は世代の割には長身でスレンダーでしたが、胸は大きく均整の取れた体つきをしていましたが男性にもてるかもしれませんが、すでに40代も半ばを過ぎていましたし、それに大人しく真面目だった妻が浮気をするとは思っても居ませんでした。
私が単身赴任から帰り、希望通り横浜支社にもどってきてしばらくたったあと、クルマで代理店巡りをしていたときに、渋滞中の保土ヶ谷バイバスで、隣りに並んだシルバーのグロリアの助手席に妻がいるのが見えたのです。隣には50代ぐらいの男性が運転していて、クルマはしばらくの間私の斜め前を走っていましたが、そのまま東名高速に乗って行ってしまいました。妻は横浜市内のある団体の事務の仕事をしていて、そこの組合員と仲良くなっていたようです。その後もシルバーのグロリアは妻を送ってマンションの下に見えるようになりました。妻にはそのことは問いつめませんでした。私はただ嫉妬で胸が焼かれる思いで、妻がその初老の男性に抱かれる場面を想像してひとりで自慰をしていました。しかしそれは私の人生の中で一番充実した日々でした。この歳になってこんな性的快感を味わえるとは思っても居ませんでした。そんなことが続いたある日、夜になって仕事が残っているからと妻が出かけることになりました。私はこれは絶対逢い引きに違いないと思い、後を付けることにしました。マンションの前を見るとあんのじょうシルバーのグロリアが迎えに来ました。私はすぐにタクシーを拾ってあとを付けました。まるでテレビドラマのような興奮で、15分ぐらい後を付けた後、予想通り妻が乗ったグロリアはホテルに入っていったのでした。
ここまで書いてつかれました。あれから3年以上立っています。その後どうしたのか妻はその団体を退職して、もうその男とは会わなくなりました。でもあの頃の妻は確かに輝いていました。綺麗だった。魅力的だった、そう思うだけでなく、確かに肌や胸の張りやが違っていました。私もあれほど興奮させてもらって、こんなことならもう一度妻が浮気されることをこんがんする毎日です。