当初の予定より早く帰宅するこどができた。
急な休日出勤だった。
田舎の実家に暫定的に住んでいます。
両親も亡くなり空き家になった。
近所には姉夫婦もいるが、間の悪いことにそちらは家を建てたばかりだった。
売りに出すにしても立地が悪いからなかなか買い手はつかないでしょうね。
納屋を改造したガレージは車を2台停められるし、敷地内にも二三台は余裕に入るスペースはあります。
都会なら相当なお金持ちなはずですが、ここは寂れた田舎なのでした。
そんな広々とした感じなので、今の車は静かだし中には聞こえなかったみたい。
玄関口には靴があった。
義理の兄だとわかった。
だとしたら娘もいるはずだ。
スニーカーもある。
それなのにお迎えはなしで居間からは人の気配がなかった。
すっかりマセガキになってきた小6の娘だが、自分らのその頃から比べると相当に大人びている。
それは精神的にだからそういう雰囲気が出るのだ。
身長こそ抜かれてないが腰の位置が違うのは何なんでしょうね。
私は一抹の不安を感じていながら一階を周り、誰もいないのを確認すると二階に上がった。
屋敷は築年数は古いものの二人で暮らすにはかなり広い。
階段から一番遠い部屋から音が漏れていた。
隙間が多いから防音とはほど遠いのも旧家だ。
室内を突き破り聴こえてくるのは女のあの時の声だった。
芝居がかった感じからしてAVの類いだろう。
状況から推察すると、娘にせがまれた義理の兄が私に内緒でAVを仕入れてみせてあげてる最中…
これが最も順当な想像だろう。
だが、はるかにそれを凌駕していたのだ。
いきなり全裸の義理の兄が襖を開けて出てきたのだ!!
思い切り廊下で鉢合わせである!!
向き合った義理の兄の男性器はダラリと垂れていた。
まるで絞り出したあとのように…
おそらく見つめあったのは2秒くらいだ。
私は咄嗟に唇に人差し指を立てた。
それからアイコンタクトを送り、音を消してその場を去ったのだった。
本来なら部屋に入り、おそらく裸でいるはずの娘に一喝する場面だ。
でも、私はそうしなかった。
私は瞬間的に自分の損得を考えたのだ。
ああだこうだ理屈は言わず正直に言うと、義理の兄に抱かれたかったのだ、私は。
これを餌にしてでも。
その日の夕刻に義理の兄と落ちあいすべてを聞いた。
私達親子がこちらに来てから徐々につきあいが発展していったらしい。
おそらくモーションをかけてきたのは娘だろう。
義理の兄からにしてはリスクが高すぎる。
最終的には義理の兄にとって娘はあがらえない魅力があったということだ。
私は口止め料として私を喜ばせることを了承させた。
一生欲求不満にならないほど奉仕させるつもりだ。
その代わりに姉には言わないし娘のことも黙認する。
ちょっとした脅迫になるのかもしれないが、相手にもメリットを与えないと長くは続かない。
幸い義理の兄はコテコテの少女愛専門という訳ではなかった。
許容できる範囲が広いのだ。
それに性欲も旺盛だし、男としては申し分ない。
今ではちょっとした戦友のような絆までできた気がする。