下のほうに美人局の話がありましたが私も同様な経験をしました
今は転勤で偶然出会う危険も無い場所にいますので書きたいと思います
去年の話です。出会い系でトントン拍子に話が進み、恥ずかしながら
援助であったのですが初めて会える状況にすっかり我を忘れ
あまり疑いもせず待ち合わせ場所に向かいました
ただ、裏モノ系雑誌で読んだことのある注意事項を守り
現金と携帯だけを所持し財布や名刺入れ等は駅のロッカーに預けて向かいました。もちろん携帯はキーロックをしてありました
待ち合わせ場所にいた女性をみてビックリ。今風のギャルでした
しかもめちゃ可愛い。結婚してると言ってましたが本当かは分かりません
ホテルも彼女がここにしよってドンドン進んでいきます
流石に嫌な予感がしたので強引に私がホテルを決めチェックインしました
2人きりになって思わず抱き締めキスをしようとしたら
「おじさんタバコくさいよ、歯磨いてシャワー浴びてよ」
私はいそいそと言われたとおりにしました
風呂も溜めてあげ、浴室からパンツ一丁ででたらその子が私に携帯を
差し出すのです
そのときの残酷な眼差しは忘れられません
電話を代わると若い男の声で「てめーヒトの女になにやってんだー!すぐ
チェックアウトして出て来い!俺の女に指一本ふれたらテメーのチンポ
釘打ちすっぞー」
一瞬で全てを悟りました。私は瘧が付いたように震えました
彼女はニヤニヤしながらタバコを吸ってます
喧嘩など一度もしたことなく貧弱体型の私です
冗談抜きに私は今まで築き上げた家庭や仕事が目茶苦茶に崩壊する
事態に直面している事を悟りました
取り合えず服を着ました 震えて上手く着れなかったのを覚えています
女が「ちょっとぉー早くしてくれるー?」催促したことも覚えています
その声を聞いた瞬間私に天啓が閃いたのです
大袈裟ですが誰かが囁いた気がします
男は戦わなければいけない時がある、と。
自業自得なんですが今戦わなければ私の幸せが吹き飛ぶのです
私は服を着終えると女に「悪かったね。もうこうなったらジタバタしないよ。君の彼氏と話し合うよ」と告げ彼女を立ち上がらせました
その瞬間に彼女の髪を鷲掴みすると風呂場に引きずって行きました
女はギャーギャー喚きましたが気にしてられません
私が溜めた湯船に掘り込んだのです
書くと簡単ですが当然必死で抵抗してくるし私の腕を引っ掻き毟るので
本当に大変でした
頭からザブンって感じで突っ込み浮き上がろうともがく女の下半身を
抱き上げ全身を掘り込んだ形です
私は風呂の戸を閉め彼女の鞄を掴むと部屋の窓を開け飛び出したのです
部屋の窓は一瞬ではドコにあるか分からない造りでした
スライド式の壁を引くとそこに窓があるのです
部屋は二階だったのですが幸運なことに下屋の庇が出ており
なんとか脱出出来ました。正面玄関前に多分彼が張り込んでいると
思い裏通り、別のラブホテルの隙間を縫うように、もう走る走る
ルイ・ビィトンの巾着を持って一目散に走るおっさんはさぞ滑稽だったと思います
無事逃げ切れましたが幸運なポイントは二つあったと思います
一つは窓から脱出できたこと。仮に3階やそれ以上なら絶対無理でした
しかも下屋が出ていて本当に助かりました
もう一つはそのホテルが清算を終えないとロックが解除されない事でした
多分未清算でも外出等、中から開錠できる部屋なら私がシャワーを
浴びている最中にその男が部屋に乗り込んできたはずです
彼女が最初に指定したホテルに入っていたらこうはいかなかったかも
知れません
もう一つはホテルが徒歩で行ける繁華街の中にあったことでしょう
自家用車で行っていたらと思うとぞっとします
多分その女はパニックになり男に助けを求めようとしたが携帯が無く
ホテルの電話を使って男に連絡をとり何とか脱出できたんだと思います
脱出後15分後位、私がコインロッカーで荷物をとりタクシーに乗り込んだ
所で男から電話がありました
「ミキィ?おっせーよ。なにやってんだよ?」
まだ彼女から彼に伝わってないなとわかりました。
私はどちらにおかけですか?といって切り、電源も切っておきました
電車に乗ることが怖かったのでタクシーで家の前まで帰ってき、
自家用車の中で荷物をチェックするとプリクラだらけのシステム手帳と
ルイ・ビィトンの財布、何故か弁当箱なんかが入ってました
システム手帳には彼女が女子高生なことを示す様々な情報がありましたが
あまりの恐怖心から悪用は出来ないと思います。彼と彼女の写真も何枚か
ありましたが正直写真とはいえ正視できませんでした
取り合えず鞄ごとトランクに隠し帰宅しました
そのホテル付近にはその後一切近づきませんでしたし彼女の高校付近にも
近づきませんでした。正直なところ二度と関わりあいたくないと
思っています
皆さんも美味しい話に乗る前に今一度冷静になってください
私のように上手く逃げ切れた事例は少ないかもしれません
後日談ですが友人の遊び人にその話をしたのですが彼曰く
多分小遣い欲しさの高校生のカップルの美人局じゃないかとの事です
はっきり言って彼等の作戦は甘い部分が多々あったそうです
そのおかげでにげきれたのですが
又、携帯(正確には鞄ですが)を奪ってきたことが最大のポイントで
恐らく彼女は彼の携帯番号を知らなかった可能性が高い(メモリーに
していると案外番号は覚えていないそうです)との事でした
ずぶぬれの彼女が携帯で彼に事情を話せば時間にして1、2分の差であり
ややもすれば捕まっていた可能性もあるといってました
彼女が記憶している友人か家族経由で彼の番号を聞き出し
彼に連絡を取りといった感じじゃないかなと言ってました
彼女の携帯の電源切らなきゃよかったじゃん。逃げ切っちゃえば
こっちのものだし上手くやれば強請れるぜと持ちかけられましたが
私にそんな度胸はありません
彼がその携帯と手帳を欲しがりましたがはぐらかせています
長く拙い文章で申し訳ありませんでした