§5-2.口説の方法(応用編)
“2/23投稿 じにあさん”の実話を用いて検討してみます。
かなり難易度の高いせめぎあいが交わされています。
※ 女性もかなり遊び慣れている感じです。女性は「今日は~」
と言っていますから、本日は二回目か三回目のデートなので
しょうか?その間にTeacherは“損して得取れ”の鉄則どお
りに、女性の欲求を満足させていたようです。でも、そろそ
ろこちらの欲求も…。二人を乗せた車は他の車に溶け込んで
走っていきます。さてこの強敵をTeacherはどう料理するか。
駆け引きのコツをつかんでください。
① 「どこに連れていってくれる?」ここで女性の提案に乗
ったらOUT。YESの返事をしようものなら一生アッ
シー君になってしまい、最終目的は永遠に訪れないでし
ょう。
② ここでTeacher、女性の提案に“YES”とも“NO”
と答えず、ラブホ行きを逆提案します。(Point:ずば
り核心をつけ)これでやっと50対50のスタートライン
につきました。
この場面、女性の“NO”は当然織り込み済みです。
③ さらにTeacher畳み掛けます。「~駅まで送ろうか?」
(Point:主導権をTeacherが確保しました。わずか二
会話の鮮やかさです)女性は気分を害したと訴え反論を
試みます。(私の機嫌を損ねたら元も子もないわよとい
う脅迫ですね)
Teacher意に介せず「~時間の無駄」と切り捨てます。
④ 「身体(a)だけが目的なの」に対しても、「NO、心
と(a)の両方さ」←“YES”なのに“NO”と応じ
るこの鮮やかさ。これは他の場面でも使用できますね。
(これで完全に外堀を埋めました。あとは内堀だけです)
⑤ 「不倫はいやだ~」再び女性は最初のNOを持ち出して
きました。これはかなり追い込まれている証拠です。こ
の場面、堂々巡りに注意しましょう。ここでTeacherは
§5-1で書きました“限定条件提案タイプ”の殺し文
を使用します。「最後の一線を超えなければ~」これ
に女性は無言で答えず、敗北したことが明らかです。
⑥ 最後にダメを押してホテルへGO!
Aさんは④でストレートに切りだして迫るとのこと。
「だって目の前に好みの女がいるのに出来へんなんて
つらいやん。俺は自分に素直なだけや・・・・」
なお、状況に応じて殺し文句は異なるため、「絶対やる!」
という強い目的意識を持って事に当ることが大事です。
さて整理してみましょう。いずれも示唆に富んでいましたが、
特にどこが大事なPointだと思いますか?そう③です。駅ま
で送ろうかには二つの意味がありました。一つが車から放り
出されるかもしれないという肉体的苦痛の予感。時間帯は昼
だったのでしょうか、それとも夜だったのでしょうか。仮に
夜とすれば効果はもっと高まるでしょう。もう一つがプライ
ドを傷つけられたという精神的苦痛。軽くあしらわれて振ら
れようとしているわけですから、ダメージは計り知れません。
もしプライドの高い(美)人であればなおさらのことです。
くり返しになりますが、だからこそ、今日だけは事前に女性
の提案を受けてはダメなのです。逆にここで“駅まで送って
いって”との意思を明確に受けたのであれば、それは引き際
ですから深追いは辞めておいてください。犯罪者になってし
まいます。それと余計なお節介ですが、ホテルの場所は事前
に確認しておいてください。