気の短い方にとっては、無駄に長い話なので、気にならない方だけ読んでいただければ…と思い書き込みました。
自分はあるショップを営む小売業者。家業で営んでいるので、いわゆる自営業者です。
主たる事業所は自宅からほど近い集合施設で、家族ぐるみで営業しています。
冷え込んだ御時世なので、昔の様な大儲けは出来ませんが、細々と生き残れる程度の営業成績をあげ続けています。
そのコツコツやり続けたお陰なのか、数年前に自分を「支援したい」と言ってくださる方に巡り会えた。
以前から仲良くして下さった方で、お子様等の後継者が無い上に、ご自身が高齢の為に事業をたたんでのんびりしたい…と考えられた末に、自分のとこらに話を持ちかる決断をした…と言う事だった。
支援と言うよりは「面倒を見てくれ!」と言う感じでしたけど。
その方の申し出は、その方ご自身の店舗と従業員を、「まるごと面倒みてもらえなか!?」かと言う申し出で、資金援助までしてくださる条件を提示され、最終的に引き受ける事となった。
これが昨年の話し。
引き受けた従業員の中に、エース級の従業員が居て、自分が不在の折は責任者代行として頑張ってくれる33歳の独身女性がいます。
実は今年に入って、その33歳のK子と深い関係になってしまった。
事業を引き継いだばかりの頃は、車で1時間45分ほどの距離を、毎日毎日往復していた。しかし秋冬に入り日も短くなり始めた頃には、この往復がキツくなり始めた。
若い頃は何とも思わなかった距離も、五十歳代前半になって体力的な衰えを感じ始めると、一気に疲れが出る様になってきた。
その為、賃貸の1LDKを借りる事にした。週5~6日はこの部屋で寝泊まりし、一晩ないしは二晩は家に帰る生活を送っていた。
部屋は最低限の家財を入れて、殺風景な部屋だ。食事も外食かコンビニ・スーパーの弁当なので滅多に作らない。
風呂入って寝て起きて、出勤して帰ってくるだけの生活だった。
あるイベント開催後のショップ閉店時に、就業時間いっぱいまで勤務していたK子ともう2名を“ご苦労さん会”と称して、夕飯をご馳走する事にした。
皆、自動車通勤なのでアルコールは控えたが、楽しい夕飯をとることができた。二次会などもなく、そのまま「お疲れさま!」となった。
いつもの様に自分の部屋に帰る為、車を運転していた。信号待ちで隣の車線にK子が停車し、こっちに手を振っていた。何か言ってるみたいなので窓を開けると、「食後のスイーツを食べに行かないか?」と言ってきた。つまり“おごれ!”と言う事だった。
まぁ…素直について行く事にした。洒落た店で何だか甘過ぎる同じモノを食べさせられ、聞いたこともない呼び名の飲み物まで飲まされた。
若い方には分からないかもしれないが、この歳になると食後、滅多に食べない甘いものが重なると、胃がムカムカしてくる。運転しながら「吐きそう… 」と思っていた。
自分の駐車場に入り、駐車場脇の雨水を流す側溝に、思わず食べたものを吐き出してしまった。食べた夕飯も、ほとんど出してしまった。
そこに背後から「社長、大丈夫!?」と声がかかる。聞き覚えのある声。「?」と思って振り返ると、K子が僕の背中をさすってくれていた。「ごめんなさいね、無理にたべさせちゃって… 」「結構、胃腸が弱そうね」と気遣うのか哀れむのか、良く分からない事を言ってきた。
僕は荒い息の中で「なんでここにいるの?」と言うと、K子は「社長はご存知なかったと思うけど、同じ建物に住んでるのよ!、私は車を発見してからずっと知ってましたよ!」と言うではないか… 。
そんなやり取りもそこそこに部屋に戻ると、5分もしないうちにK子が胃薬を持ってこちらの部屋まできた。
聞くと同じ階の4部屋隣に、かれこれ8年近く住んでいる…と言ってた。
とりあえず自分の部屋なのに、K子の指図で座らされて薬を飲まされ、風呂も洗って溜めてもらいその間に色々話した。
時間を忘れて仕事のこと、お互いのプライベートなことを話し、他のスタッフには同じ建物に住んでる事は内緒にしてもらって、この日は帰ってもらった。
33歳まで独身だった理由も聞いた。結婚まで考えた相手と破局して、その後は不倫しかしてなくて、今はその不倫相手も別れた…と言っていた。
参ったな…と言うよりは、ちょっとラッキー!と思った。どうにかならないかなぁ~と期待するが、自分から変に手を出して大切な雇用関係にヒビを入れたくなかったので、しばらくは何にもしなかった。
今年に入って、あまり寒くない冬の真っ只中の夜に、自分の部屋の呼び鈴を何度も鳴らすヤツが居た。
「誰だ、こんな時間に… 」と思い、ドアスコープから覗くとK子が居た。何かあったのかと思い直ぐに開けると、酒臭いパジャマを着たK子が部屋の中にズカズカ入ってきた。
「飲んでるのか?」
「見たらわかるでしょう!」
「どうしたんだ、こんな時間に?」
「頭にきてるのよ!」
「冷静になれ、ほら冷たい水」
「ありがとう」
“ 酔ってるから、ございますは無しか!笑 ”
す
「まぁ…座れ。落ち着いてから戻ってもいいぞ。俺は横になってるから」
「ちょっと、ねぇ社長、なんで4部屋向こうに私が居るのに、遊びに来ないのよ!?」
「はぁ???」
「普通なら来るでしょ!?、男だったら… 」
「俺はそんなに軽くないんだよ!、酔っ払いの戯言には付き合わんぞ。」
この時点でヤレる!とは思ったが、まだ直ぐには手を出さなかった。何故なら自分は、薬を飲まないと立たないから。そこでキッチンの換気扇の下へ、喫煙するフリをしながらカバンの中の薬を一錠取り出し、見えない様に飲んだ。後は薬が効いてくるまで、酔いを覚まさせながら気長に話し相手になった。
深夜1時半ころになってきた。気長に話し相手になってるのも飽きてきたので、自分はベッドの中に入って、掛け布団を持ち上げ「入って来るか?」と無言で呼び掛けた。
K子はそのまま自分の腕の中に入って来た。
抱きしめ唇を重ねて、パジャマのボタンを外しながら、待ちに待っていたこの瞬間を楽しみながら、K子を裸にしていった。
自分より20歳近く若いだけあって、肌にはハリがあった。細くしまったウエスト。バストは貧乳でもなく、巨乳でもなく、ちょうと良い大きさ。丸くてラインが崩れてないお尻は、可愛くてたまらなかった。
1時間くらい美しい身体を堪能してから、ゴムも着けずに生で入れた。至福のひと時とはこう言う時を言うのだろう。
普段は2~30分はもつのに、この日は10分くらいで出してしまった。眠いので2回目はなく、そのまま朝まで腕枕で眠った。
翌朝、K子は出勤する1時間ほど前に、自分の部屋に戻って行った。
出勤してからはいつもの関係に戻っている。K子も心得ている様で、今朝未明の事など感じさせない1日を送っていた。
結局、この日からどちらかの部屋で夜を過ごす関係が続いている。この歳になって、しばらくは毎晩楽しんでいた。
うちに帰っても、妻とは今更何年も無いので空撃ちしなくても済むのが幸いしている。
K子も離婚と結婚を迫る様な女ではないから、助かっている。毎月のお給料の他に、僕のポケットマネーから僅かなお小遣いをあげるだけで、満足しているから助かっている。最初は受け取りを拒否していた程だった。それでも無理を言って、最初の提示の半分以下を受け取らせている。
嫁入り前の積立預金にするそうだ。堅実なことよ!
仕事も相変わらず、一生懸命やってくれるし、本当に良いご縁に巡り会えた。
たまに自分が同年代だったら…と、正直思わないでもないが、なるべく考えない様にはしている。できればもうしばらくは、この関係を続けたい。