俺がよく利用するクリーニング屋さんの従業員さんが代わったんです。
幸子さん、最初見たときは40代前半~半ばかなと思っていたら、実は50を過ぎてて52才と知って、ちょっと驚いたんです。
何回か通ってるうちに、幸子さんのことを少しずつ知るようになりました。
旦那さんは単身赴任中、お子さん二人は就職、進学と他県へ、一人暮らしみたいになってることを知りました。
俺は下心を持ちました。
旦那さんは単身赴任、エッチに餓えてるか、でも結構な美熟女、セフレくらいいるのか、俺はちょっと口説いてみようと試しました。
クリーニング店終わった後に食事でも、やんわり断られること数回、これは脈ないかなと思い始めて、これを最後にとまた誘ってみたんです。
やっぱり断られ、諦めたんです。
俺がタイプの男性でないか、他に男性がいるか、単身赴任中といっても旦那さんと円満なのか、どちらにしろ諦めたんです。
出来たクリーニングを取りに行きました。
仕事帰りの閉店間際でした。
すると幸子さんから、考え直したと、誘いに乗ってきたんです。
会って食事、お酒がちょっと入ると、幸子さんは喋る喋る、クリーニング店の配送の人の態度がとかの仕事の愚痴、旦那さんに対しては、いない方が気楽と笑ってました。
お店と家の往復だけ、それじゃつまらないかなと考え直したんだそうです。
何回か会って食事、どうやら幸子さんにはセフレや浮気相手はない様子、月一帰って来るか来ないかの旦那さんとは、とりあえず円満そう、そう感じてました。
そろそろ勝負に出てみるか、こうして何回か食事して、脈はないはずないと思いました。
ホテルに誘ってみました。
こんなおばさん捕まえて、何言ってるのと爆笑されました。
最初見たときは40代前半と思っていた、そう見える若さと美しさが幸子さんにはあります、笑いが真顔になり、耳が赤くなっていたのを見ました。
旦那さんもお子さんもここにはいない、多少遊んだってわからないでしょ、幸子さんは、う~んと悩んでる様子でした。
伏し目がちにしていたのを、ぱっと俺を見据えました。
一度裏切るも二度裏切るも同じかな、そう幸子さんは言うと、わかりましたと言いました。
タクシーを拾いホテルへ、そしてチェックイン。
一度裏切るも二度裏切るも、さっきの言葉の意味を聞きました。
幸子さん、浮気経験有りの人でした。