先輩が、心筋梗塞で倒れてしまった。
幸いに命は助かったけれども、当分仕事は無理です。
もしかしたらそのまま退職になりそう。
そこで僕が、しばらくの間先輩の仕事の後始末する事になりました。
仕事は、引き継ぎして順調です。
問題は、先輩のプライベートな部分です。
連絡携帯電話には、女性の名前がたくさんあった。
ほとんどが、飲み屋のホステスだったので、事情を話し解決しました。
中には信用しない人もいるので、直接会って病院ベッドの先輩の写真を見せに行った。
中学生の女の子から、還暦のおばあちゃんって幅広くてよくもまあ単身赴任中にこれだけ集めた。
感心します。
それが男性の登録も同じように、男子中学生からおじいちゃんと老若男女呆れる。
その全てに肉体関係者だったので、寂しいからって変態ですよ。
あまりに仕事中に邪魔なので、会社に事実説明して携帯電話の番号を変えた。
本当に必要性のある人間だけは、引き継ぎがてらに名刺交換と挨拶周りをしました。
問題は居住のマンションです。
会社の長期契約なので、簡単には変えられない。
深夜や週末には、来客が押し寄せる。
飲食関係のつけの支払いや本人のローン関係も、総務に相談して給料カットや退職金の前払いと金銭面も綺麗になった。
ある日に帰宅すると玄関には、赤い靴って奥様か?
って思ったならば、若い女性がキッチンにてお料理中だった。
「げっ、部屋の合鍵を持っているって事は、愛人か?」って事実を確認中です。
マンションの合鍵は、ナンバー登録なので部外者は簡単には入れない。
都合が来る悪い時には断れば良いだけだ。
そんな時に、玄関チャイムがなった。
先輩の奥様訪ねて来ました。
奥様は、全て熟知していました。
なんせ本妻ですからね。
夫婦共に可愛がってもらっているので、僕は弟みたいな間柄です。
「勇治君いる?
夫の荷物をもらいに来ました。」って合鍵にて侵入して来ました。
二人が、リビングで深刻な話ししている時なので、「あっ、彼女さん?
ごめんなさいね、すぐ帰るからね。」って先輩の荷物整理を始めた。
たとえばミッキーマウスのぬいぐるみ等は、「ポイ」って投げたり、腕輪等も「ポイ」って廃棄の袋にどんどん投げ入れる。
目の前の若い女性が、だんだん険しい顔つきになった。
「お前何するんだ。」って奥様に包丁で切りつけた。
僕は、咄嗟に彼女の手を叩いた。
奥様は、無事だったけれども僕は腕と包丁が落ちて足に「グサッ」って大怪我しました。
そのまま警察と救急が来る騒ぎになってしまった。
先輩は、単身赴任中に娘さんと同い年彼女と半同棲生活していたんです、
たまたま彼女が旅行中だっただけだった。
いきなり愛の巣に知らない男性と女性が入室して、後輩の僕が、事情説明して頭は無理パニックなった。
二人の思い出の品物を乱雑に扱ったので、奥様を刺そうと思った。
そんな言い訳だった。
あまりに先輩のむちゃくちゃには、呆れた。
今までの事は、先輩の容態と意識が安定したら奥様に話してもらう事になりました。
まだまだ性癖絡みの問題がたくさんありそうだ。