私は35才から38才までの約三年間、東北のある都市に単身赴任してました。
東京で生まれ、大学も家から近かったし、就職、結婚するまでは親と住んで、結婚してからは妻、そして子供と、一人暮らし経験は無し、地元すら離れたことがありませんでした。
キャリアアップのための転勤の内示を受けたとき、正直悩みました。
知らない土地に行くことと、一人暮らしの不安でした。
でも親、妻、先輩や友人は皆、将来を考えたら会社の提案受けるべき、押し切られる形での単身赴任となりました。
会社が用意してくれた、小さな平屋の一軒家アパートが住まいでした。
八畳と六畳の二間にお風呂、トイレ、台所の簡素な家でした。
お向かいさんは、長山さんという、一人暮らしの女性でした。
朝出勤するとき必ず、玄関先を掃除してて、しかもきちんと化粧、服装もきちんとしてて、小綺麗な熟女さん、最初は50代前半位と思っていたら、定年退職したばかりの未亡人さんと知りました。
仕事関係以外知り合いは無し、寂しさ、あと一人暮らし経験ない私は洗濯や家事全般悪戦苦闘、そんな会話を長山さんとするようになると、なんと長山さんは洗濯、一人分やるのも二人分やるのも一緒だからと、引き受けてくれるようになりました。
定年して暇、お子さん達は独立と気ままな生活だからと、私は長山さんに甘えに甘え、洗濯だけでなく食事も作ってもらったり、半年もたつあたりには、仕事終えると長山さん宅で食事をするくらいに緊密になっていました。
一緒にお酒を飲んだりすると、私は自分のうちに帰らず、長山さんの言葉に甘え、長山さん宅で寝ることも増えました。
若かった私と、まだまだ健康的で美熟女といえる長山さんに、欲望の気を持つようになりました。
妻と離れて暮らし、監視下に置かれていないこと、やりたいときに自由に妻としていた性生活も変わり、欲求不満もありました。
長山さんも一人暮らし、寂しさもあるだろう、私の甘えをあっさり受けてくれる長山さんも、なんか私に期待してるのではないか、じゃなければ私を泊めたりしないだろう、そう考えました。
秋も深まったある日、私は意を決して長山さんの寝室へと向かいました。
驚いた様子の長山さん、一緒に寝てよいか聞いてみると、ダメと断られました。
あなたには奥さんがいるでしょう突き放されました。
でもちょっと粘ってみると、布団を横に持ってきて寝るならよいといわれました。