俺は二流大学工学部出のエンジニア。
大学1年の時にバイト先のアラフォーの小太りおばちゃんで童貞卒業して、それでも女体に夢中になって1年半くらい弄ばれた。
大学3年の時に同い年の女子大生と付き合ったけど、結構なヤリマンみたいだった。
でも、彼女がいることが自慢だったのと、身体目当てもあって卒業するまで付き合ってた。
そんな俺は、エンジニアとして就職したら職場は女っ気ゼロで、3年間彼女ナシだった。
元々非モテ、一生独身かなと思った26歳の時、同期入社の総務課のOLに、
「中学の同級生に、知り合いの男性紹介してって言われてるんだけど、彼女のイメージしてる男性って、前島君がかなり近いのよね。会ってみない?彼女、○○高校からエスカレーターで○○女子大に進んだお嬢様よ。」
と言われて、同期OLの顔を立ててなどと言い訳しながら会った。
「こんにちは・・・」
やってきた女性は女優級の美人で、非モテの俺には息を呑むほど眩しすぎて、
「ど、どうも・・・」
とドモリっぱなしだったが、それが後の嫁になる。
嫁のペースでデートが進み、次回はドライブすることになったけど、俺の愛車はエンジニアにありがちな、ボボボボボという排気音のハイパワーな青色の6MT車。
改造車は引かれるかな~と思ったら、
「うわ~~マニアック。エンジニアっぽ~い。」
と意外に好感を持ってくれて、ドライブに出かけて、その帰り道、二度目のデートだというのにお城みたいなラブホに入るはめに。
26歳同士だったが、明らかに嫁の方が経験豊富だった。
グロマンではなかったけど、明らかな熟れマン、クンニすると女優級美人が身をくねらせた。
フェラは唾をまぶしてジュルチュパジュルチュパ、男あしらいは完ぺきだった。
フェラの途中でコンドームを口に咥えて、器用に装着してくれた。
なるほど、そうすることによって生で捩じ込まれることは防げるわけだ。
入れると、俺の腰に手を回して腰を揺さぶり、自分の感じる場所へ俺の亀頭を誘導、そこを突いてと言わんばかりだった。
お望み通りそこを擦り上げると、女優級美人はヒンヒンと喘ぐ喘ぐ、そして、
「合格・・・これからもよろしくね。」
だって。
「合格・・・ですか・・・今まで合格したり不合格だったり、たくさんいたのかな?」
とちょっと嫌味に言ったら、
「私、高校の頃からモテて、17歳の時に○○大(地元の国立大)生に処女喪失したの。大学に行ってからは、私の方から選び放題だった。何人合格して何人不合格だったかは、イチイチ覚えてないかな~」
と言うから、そこそこのビッチだったのだろう。
嫁は歯科医師の娘でお嬢様育ち、交際半年で彼氏と紹介されて初めて嫁の実家に行った。
母親もまた美人で、イケメン兄も歯科医で跡を継ぐようだった。
「凄いお車ね。トランクに羽が生えてる・・・」
「あ・・・羽、ですか・・・」
「母さん、羽じゃないよ、スポイラーって言うの。」
そいいう嫁の家の車は、3台ともレクサス・・・当時、まだ日本上陸して間もなかったのに。
「うちの娘、26歳だっていうのになかなかお嫁に行かなくて。よろしかったら考えてあげてくださいね。」
と嫁の母親に言われた。
この時、嫁の家族からも合格をもらったようで、嫁が急に結婚を匂わせてきた。
その勢いで、翌週は俺が嫁を両親と兄貴夫婦に紹介した。
みんな嫁を見て茫然、それって、俺が最初に嫁を見たときの反応と同じ。
面倒だからその場で、
「もしかしたら、結婚するかも知らないから、そのつもりで。」
って宣言したら、嫁に、
「さっきの、プロポーズ?」
「それはちゃんとするから。」
「ううん。いい。あれがプロポーズで良い。お嫁さんいしてくれるんでしょ。うれしい。」
って喜ばれた。
結婚を決めたとき、嫁は、
「女は、恋愛してセックスを重ねて成長するのよ。色んな男性を知って、その上で色々比較して、一番気に入った遺伝子を持つ男性を選ぶの。見た目とか、家柄とか、そんなんじゃなくて、この人の赤ちゃん産みたいって思えるかどうかなの。」
と言った。
「で、俺の遺伝子が欲しいと?」
「うん。理由は分からない。本能がそう言ってる。私、いろんな男性に抱かれたって言ったけど、さすがに両手では足りるわよ。片手じゃ足りないけど。今まで、不合格は3人。一回セックスしてサヨナラ。」
「俺も、なぜおまえみたいな女優級の美人と結婚できるか、理由が分からないよ。」
「でもね、私、あなたとは、セックウッしたくて仕方がないの。それに、コンドーム無しでセックスした唯一の人があなた・・・」
俺と嫁は、約一年の交際を経て27歳同士で結婚した。
その後、一姫二太郎に恵まれ、嫁は仕事を止めて家庭に入り、家事育児を完ぺきにこなした。
誰もが嫁の美貌に驚き、褒めた。
結婚して13年過ぎて40歳になったが、今でも毎日のようにセックスするから仲は良い。
ご近所さんからおしどり夫婦と言われてるが、この街のどこかで、嫁の裸とオマンコを見て触れて入れて掻き回した男が、6人以上10人以下存在するのだ。
俺と歩いている嫁を見て、
「俺がハメ倒した美人、あんなのと結婚したのかよ・・・男をとっかえひっかえヤリまくってるうち売れ残って、妥協したんだろうな・・・」
なんて言ってるかもしれないと思うと、ちょっとやりきれない。
でも、俺のような非モテがあんな美人と結婚できたことは、素直に喜ばねばならないとは心得ている。