妻の聡美が愛用していた化粧台の引き出しを閉めようとしたら、何かが支えて閉まらなかった。
引き出しを引っ張ると、DVDがあった。
両面テープで引き出しの底に止めてあったものが剥がれ落ちたようだった。
怪しさ満点のDVDを再生してみた。
今のフルハイヴィジョンの時代からすると、かなり荒い画像だった。
場所はホテルの一室だった。
そこに現れたバスローブ姿の女は、まだ髪が長かった若かりし頃の妻の聡美だった。
美人妻の聡美が、まだ幼さを残した笑顔で微笑んでいた。
聡美と同年代と見られる若い男が聡美の横に歩み寄り、ベッドに座った。
「聡美さん・・・綺麗だ・・・」
男はそう言いながら、聡美を見つめながら、聡美の顔を引き寄せて唇を重ねた。
男と聡美は、舌を舐めながら抱き合った。
それは紛れもなく、20代半ばのカップルが愛し合う映像だった。
男は聡美を後ろから抱き、バスローブの上から胸を揉み始めた。
聡美の首筋に舌を這わせ、
「愛してるよ・・・聡美さん・・・」
男は聡美を押し倒し、バスローブを脱がせた。
若かりし聡美の瑞々しい裸身が露わになった。
男は、聡美の乳房を揉もながら、優しく抱きしめていった。
聡美の口が開き、吐息が漏れ出した。
男は、乳房を緩急つけて揉み続けながら、乳首を摘まみだした。
「アアッ・・・」
ついに聡美は声が出始めた。
男は舌が乳首に唇を這わせた。
「ハァン・・・」
男は、聡美の乳首を味わい続けながら、手は聡美の内股をなでていた。
「アァ・・・アン・・・」
男の指はクリトリスを捉えているようだった。
「アンッアッ・・・アアン・・・」
聡美は身体をくねらせ、歓びの声を漏らしはじめた。
やがて、聡美の喘ぎ声に交じり、滲みだした愛液がクチュクチュという音を立てた。
「アァァッ・・・」
今度は、聡美は足をM字に開脚されヴィデオカメラの方に向けてビラ肉を拡げられた。
美しい桃色の肉穴がポッカリと口を開けていた。
「聡美さん・・・綺麗です・・・」
「あんまり見ないで文彦さん・・・恥ずかしい・・・」
文彦!この男が文彦か!俺は激しい嫉妬を感じていた。
文彦というのは、聡美が初めて抱かれた男で、聡美にとって唯一の元彼だ。
親に反対され、無理やり仲を引き裂かれて、俺と見合い結婚した過去があると義妹から聞いていた。
男は、聡美の下半身に顔を近づけると、ビラ肉へ唇を近づいていった。
聡美は、自ら脚を広げて男が舐めやすい環境を整えていた。
男が聡美の肉穴から溢れる愛液を啜り、クリトリスを味わっていた。
気持ちよさそうな聡美の表情は、単なる性の歓びだけでなく、そこには幸せに満ちた笑顔が混じっていた。
男がクリトリスチュパチュパと吸っていた。
聡美は幸せの快感に腰を浮かせて悶えるが、男は聡美のクリトリスを逃すまいと抑え付けた。
若い男は、麗しい女性器に憑りつかれるように舐め続けた。
見合いした時、初めて枕を交わしたとき、新婚初夜・・・聡美は非処女ではあったが、とても奥手な女だった。
そんな奥手な聡美が、俺と見合いする前から7、自ら脚を開いて喘ぎ悶える様子に驚き、激しい嫉妬に見舞われた。
「アンッアァッアアン・・・」
聡美の身体が激しくくねり、執拗なクンニリングスに軽いアクメを味わっていた。
男は、聡美から離れて立ち上がると、揺れる肉棒が映った。
聡美は自から男に近づき、脈打つ肉棒を慈しむように見つめ、肉棒のを口に含んだ。
すぼめた口を前後に動かし、チュルチュルと吸いながらフェラチオを始めた。
「聡美さん・・・上手になりましたね・・・」
聡美のフェラチオは、コイツの仕込みだったのか・・・嫉妬が燃え盛った。
聡美は男を上目遣いで見つめると、
「聡美さん・・・最高だ・・・」
私に対しては、勃起力が高まれば止めてしまうフェラチオなのに、この男の肉棒はいつまでもしゃぶり続けていた。
時に口から外し、タマ袋から上に向かって舐めあげた。
その顔は肉棒に対する愛しさにあふれていた。
「聡美さん・・・」
「文彦さん・・・入れてください・・・」
男の肉棒は脈打ちながら腹を打って大きく膨らんでいた。
男は聡美の脚を広げ、上を向く肉棒をグイと下に押し下げ、肉穴にあてがった。
ゆっくりと肉棒が聡美の肉穴に埋められていった。
コンドームなどつけずに、生のまま入れられた。
聡美の腰が歓びにくねった。
男と完全に結合した聡美の息は荒くなり、男の背中に腕をまわした。
聡美はこの男を心底愛しているのがわかった。
肉穴を抉られる聡美の腰つきは、とても卑猥だった。
女の最も恥ずかしい肉穴で、男のシンボルである肉棒を味わう動きだった。
大好きで仕方がない男に肉穴を撫でられ、歓びを全身で表したオンナの姿だった。
「聡美さん・・・すごくいい・・・」
「文彦さん・・・ハァ~~・・・」
男は、美しくもまだ幼さが残る聡美を生の肉棒で串刺しにして満たされていた。
「聡美さん・・・俺の聡美さん・・・」
「言わないで・・・もう、それは・・・」
会話の意味が分からなかった。
「聡美さんを俺のものにしたい・・・」
男は聡美に腰を打ち付け始めた。
「アァァァッ!ンアッ!アアアアーーーーーッ!」
聡美が激しく喘ぎ始めた。
男はパンパンと音を立てながら肉棒を激しく聡美の肉穴に抜き差しをしている。
男の肉棒が聡美の泡立つ愛液に白く濁っていくのが映っていた。
聡美のビラ肉が男の肉棒に引きずられてベロベロとはためいていた。
次々と溢れだす愛液が、白濁していく肉棒をテラテラと光らせた。
男の腰がグラインドに変わると、聡美の喘ぎ声が激しさから艶めかしいものに変わっていった。
「アッアッアア~~~ン・・・アアン・・・」
聡美は男に抱きついて両脚を男の腰に巻き付けながら快楽に身を委ねていた。
男の腰の動きが止まり、
「聡美さん・・・もし、俺の子供を・・・その時は・・・」
「文彦さん・・・」
聡美は男を見つめて頷くと、男の腰が動き出しはじめた。
「アアッ、アアンッ・・・」
男は肉棒を様々な方向に向けて、浅く、深くを繰り返して聡美を悶えさせていた。
やがて男は、アップテンポな律動で腰を振りはじめた。
ヌチャッ、ブチャッ、ヌチャッと愛液が卑猥な音を立てつづけた。
聡美の乳房が揺れ、お腹が波打っていた。
男は激しく腰を振りながら、
「聡美・・・俺の子供を・・・」
「ダ、ダメ・・・イイッ・・・」
「もし出来たら俺と・・・」
「アアッ・・・出してっ!」
聡美はまさかの中出しを許容した。
俺は、思わず画面に向かって「止めろっ」と叫んだ。
「ウオッウオッ・・・」
聡美の体が仰け反り、ビクンと反応した。
男は大きく腰を打ち付けた。
聡美の肉穴深く、射精したようだった。
「聡美さん・・・愛してる・・・」
「文彦さん・・・私も愛してる・・・アッ・・・まだピクピクって・・・一滴残らず出してるのね・・・」
「ああ・・・もし、妊娠したら聡美さんは俺のものだ・・・妊娠しなかったら、俺は聡美さんを諦める。潔く諦めて、お見合い相手との幸せを祈るよ・・・」
聡美は微笑みながら頷いた。
しばらく抱き合っていた二人だったが、男が聡美から離れた。
激戦を物語るようにドロドロに蕩けた聡美の肉穴から、男の精液が流れ出た。
ここで動画は終わっていた。
つまりこれは、聡美が心から愛した初体験の男との最後のセックスだったのだろう。
もし、妊娠したらデキ婚するつもりで、二人の愛の最後の賭けに出た動画なのだろう。
俺との見合いの前、つまり、今から23年前ということになる。
その頃のビデオテープを、後にDVDへコピーしたのだろう。
聡美は、それほどまでに愛した男がいたのに、俺と結婚させられていたのだった。
俺に乳首を舐められ、俺にビラ肉を拡げられてクンニリングスをされ、俺の肉棒をフェラチオして、俺の肉棒で肉穴を掻き回されて喘いでいた聡美は、俺を愛してくれていたのだろうか?
俺と暮らした21年は、幸せだったのだろうか?
聡美の一周忌を終えて、やっと遺品の生理をはじめたら出てきたDVDに、俺は問いかけた。
「聡美・・・それでも俺は、お前のことを愛していたよ・・・だから、再婚はしない・・・」
そう言って、DVDをシュレッダーにかけた。