「今度はいつ出来るのだろうね?」と妻が聞いてきた。出来るとは・・SWのことである。この世界に入ってもう20年近くになるのだが、コロナ渦なってもう1年以上そのような遊びはしていない。何度かお誘いは有ったのだが、ワクチンの接種を済ましてなかった私たちは、お断りした。
「そうだね、昔のように楽しめる様になるといいね!」と私は答えた。
「そうね!でも早くしないと、私の体も歳とともに崩れちゃうわ!」と笑いながら湯舟の中で自分のわき腹をつまむ。
確かに53歳になった妻、以前3Pとかパーティーなどを楽しんでいたのは40代前半のころ・・・。出産経験がない妻は、年齢よりはかなり若くは見られるが、やはり50才を過ぎた女性、メンテナンスには気を配っているのだろうが、年齢を感じているのだろう。
最近は、よく昔のプレイのことを話すようになった。
私たちがSWの世界に入ったのは30代の半ば、結婚して10年がたった頃だった。若いころの妻の病気で子供の希望が0に等しいと知った時だ。何度か話し合った末、性を楽しむことにしてこの世界に入った。
それでもいざとなると気持ちが動揺して、結局初めてのSWまでに1年ほどかかってしまった。
初めてのお相手は、私たちより10歳程年上のご夫婦で、ベテランと言ってもいいほどの経験者でした。そのご夫婦も私たちと同じで、お子様のない方でした。
そのご夫婦のご自宅に招待していただき、二泊しました。最初の晩は、お互いに見せ合うという形でした。恥ずかしいという気持ちは最初から無かったと覚えています。それだけ上手くリードしてくださったのでしょうね。
最初の日はそれで終わり、同室で4人で眠りました。妻はかなりの興奮で、中々眠れなかったようです。
翌日は、そのご夫婦の提案で下着1枚で過ごすことにしました。もうその時は恥ずかしいという気持ちはなく、自然にふるまうことができました。
昼食の時、テーブルをはさんで妻たちが入れ替わりました。「そろそろかぁ~」と思うと、期待と不安で昼食がのどを通りません。妻も同じだと思い目を合わせたのですが、不安の様子もなく淡々とビールを飲みサンドウィッチを口に運びます。いざとなると、女のほうが度胸が座るもんですね。
他愛もない話をしていたと思ったら、ご主人の手があらわになった妻の乳房をなでる。別に嫌がる様子もなく笑顔でご主人の顔を眺めている。
ご主人が妻にキスをしようと唇を近づけたとき、チラッと私を見たがそのまま受け入れた。奥様が、私の股間をさすりながら「ソファーに行きません?」と私の耳元でささやいた。