遠い昔、若夫婦だった元夫がいます。
お互いに大好きで、まだ若かったけれど結婚して、凄く幸せでした。
幸せ過ぎて、元夫が大好き過ぎて、一緒にいると過呼吸になってしまいました。
特にお布団の中、セックスするとき、幸せ過ぎてどうにかなりそうで、一緒にいると元夫に迷惑ばかり、今度はそれが辛くてまた過呼吸、お医者さんに相談しました。
元夫は憔悴してしまい、結論は、別れた方がいいとのことでした。
まだ子供がいなかったから、結婚して僅か1年半でお別れしました。
「お前は、お前が好きになった男と結婚してはダメだ。いいな、この次は、お前を好きになってくれた男と結婚しろよ。幸せにな。さよなら・・・」
私は泣きじゃくってて、さよならが言えませんでした。
父も、母も泣いていました。
元夫は、一礼すると背を向け、二度とこちらを振り返ることなく、去って行きました。
次第に小さくなり、やがて人ごみに紛れて見えなくなりました。
あの後姿、今も瞼に焼き付いています。
元夫と別れた後、まだ若かったけれど、私は恋が出来なくなっていました。
別れてだいぶ時間が過ぎ、三十路を迎える直前、6歳年下の大学出て1年目の若い男性から言い寄られました。
年上であること、バツイチであること、そしてその経緯と、今でも元夫を愛したままなことを告げ、諦めてもらおうとしましたが、一途な思いを告げられました。
年上の女性が好きなこと、少しムッチリした私の体形が好きなこと、どれだけ私のことが好きか、とくとくと言われて、元夫の最後の言葉を思い出しました。
「この次は、お前を好きになってくれた男と結婚しろよ。」
私31歳、夫25歳で再婚しました。
元夫より10歳若い今の夫は、とにかくセックスが好きなんです。
お休みの日は、昨夜もして寝たのに、目覚めたら愛撫され、パジャマを脱がされ、朝っぱらからセックスするんです。
交際時も、会うと必ずセックスをしていましたが、結婚してもこんなにセックスするとは思いませんでした。
朝したのに、午後もその気になれば、愛撫されて脱がされました。
私は年上のバツイチなので、拒否するのも悪いから股を開きます。
夫は初婚だから、最初は、女の身体が珍しいのかと思いましたが、今は再婚して10年以上が過ぎ、夫はまだ三十路ですが、私は既に四十路のおばさん、それでもなお求められています。
小学生の子供がいるので、休日の昼間は気が進まないのですが、子供が部活に行くと身体を愛撫され、スカートの中に手を入れて、押し倒されて脱がされます。
濡らされて、アソコを開いて眺めて、指を入れてきます。
私も女ですから、濡れたアソコを弄られれば、感じてしまいます。
そして固くなったアレを挿入されます。
挿入後、様々な体位を取らされますが、ムッチリ体形の私は、アクロバティックな体位は苦手なのに、思い切り恥ずかしい格好をさせられるような体位をさせられます。
結婚して10年以上過ぎた、四十路のおばさんを毎晩求めるって、しかも、日曜日は昼間も求めるって、女としては、喜ぶべきなんでしょうね。
生理が来ると、お口でしてあげます。
元夫の時もそうしてました。
お口の中に射精されて、それを呑んであげると、とても喜びます。
その後、抱きしめられて、愛の言葉をたくさん囁かれます。
愛されてるなと思いますし、この年になっても身体を求められるのは、やっぱり嬉しいです。
先日、子供の部活で必要なものを買いに行ったとき、懐かしい場所を通りました。
そこは、遠い昔、20代の前半の頃、元夫と暮らしたアパートの前でした。
アパートの隣が24時間営業のコンビニで、夜中に車の音がうるさかったのを思い出しました。
冬はコンビニにおでんを買いに行って、私はビール、元夫は日本酒を飲んでいたのを懐かしく思い出しました。
大好きな元夫と結婚して、幸せいっぱいでとても嬉しかったあの頃、それが嬉しすぎて、過呼吸になっていった私・・・元夫は今、どこでどうしているのでしょう。
元夫のことを思い出したら、涙が出てきました。
私は、元夫には幸せになっていて欲しいんです。
好きすぎて、私では元夫を幸せにすることはできませんでした。
もう、戻れないのは分かっていますが、一度だけ、元夫に会いたいです。
一目会って、謝りたいし、幸せになっているか確認したいです。
そして、元夫の最後のアドバイスを守って、毎晩愛されていることを伝えたいです。
元夫に・・・ごめんなさい、そしてありがとうと伝えたいです。