この6年間、自宅から車で10分強の銭湯を、妻と週に1回の頻度で利用した。
営業時間は15時~19時で、水曜と日曜が定休日。
番台がある昔ながらの銭湯で、60歳前後と思しき店主がいつも座っている。
初めて店を利用した日、入浴を済ませて外に出て来た妻は「イヤだった!」と顔を顰めた。
女湯にも目隠しの衝立などはなく、番台の店主には脱衣場も洗い場も丸見えだという。
夫でもない中年男の前で着衣を脱いで裸をさらすことに、番台経験のなかった妻が抵抗感を覚えたとしても無理はない。
それでも、さっぱりとした気性の妻は「一度見られたら、二度見られるも三度見られるも同じよ!」と言うので、その後6年間にわたり店を利用してきた。
女湯の利用客は極度に少なく、しかも妻以外は高齢者ばかりだという。
それでも妻は番台の店主を気にしているような素振りを見せるのは悪いので、胸や下腹部をタオルで隠したりしたことがないそうだ。
月に平均4回として年間48回の利用。
銭湯経営に伴う役得とはいえ、本来ならば私以外の男が目にできるはずもない全裸の妻を、番台の店主はこの6年間で300回近くも見たことになる。
番台に座るにしては若めの店主なので、美しい妻の豊かな乳房や乳首、恥毛やぷっくりとした下腹部、肉付きの良い尻を見るたびに、乳首やクリトリスを弄ってみたい、膣に指やチンポを挿入してみたいという欲望に駆られながら、勃起させているに違いない。
これまでに一体何度、妻をオナネタにしたのだろうか?
全裸の妻を見ているうちにガマンできなくなって、番台に座ったままオナニーしたこともあるのではないか?
店を利用するたびにそんなエロい想像を掻き立てられ、店主の欲望に満ちた視線に美しい妻の裸をさらすことにゾクゾクするような興奮と密かな悦びを味わってきた。
そんなある日、銭湯から帰る車中で妻が愚痴った。
その日、妻がカランでシャワーを浴びて立ち上がったところ、いつの間に洗い場に入って来たのか店主が真横に立っており、全裸の妻をジッと見たというのだ。
50歳を前に閉経してからというもの、妻はカラダ全体の肉付きが良くなるなど、エロさが増した。
豊かな乳房はさらに膨らみを加えて垂れ気味となり、乳首と乳輪は小豆色から淡いピンク色に変わった。
恥毛はすっかり抜け落ち、ぷっくりとした白い下腹部とその中央を走る縦筋が剥き出しになっている。
その日の女湯は妻一人だったというから、店主はこれ幸いと洗い場に入って来て、美貌にエロいカラダ付きまで加わった全裸の妻を、その場で犯したいという欲望を感じながら、至近距離で視姦したのだろう。
店主のズボンの前の部分は膨れていたというから、店主はその後、無防備な妻を洗い場で犯す場面を想像しながらオナニーしたに違いない。
さっぱりとした気性の妻も、店主の露骨な態度とイヤらしい視線に不安と警戒感を抱いたからこそ、私に愚痴らずにはいられなかったのだ。
さすがに、そんな店主の目に妻の裸をさらし続けていては危ないので、車で30分以上はかかる隣町の銭湯に行きつけを替えた。
その店も番台式で客は少なく、80歳を過ぎた高齢の夫婦が交代で番台に座っている。
番台が店主のときでも、妻は「お爺さんだから、見られたって別にいいよ!」と安心しているが、高齢とはいえ店主は全裸の美しい妻を目にして欲望を覚えないのだろうか?