直美と結婚して十数年が経ったある日、昔の仲間が結婚式で顔を合わせた。
その時あまり仲のよくなかった奴も来ていました。
そいつが直美ちゃん元気かと気安く声を掛けて来た、こいつとはそんなに気安く話せる相手では無いのだか。
俺が。ああ~元気にしてるけど何か?
いやまあ、どうしてるかなと思ってね、
どこか気に障るこいつの言動態度が嫌でその場を離れようとすると、
直美ちゃん茂と付き合ってた事は知ってるんだろ?
茂とはやはり同級生で当時はモテ男だった、でも直美が茂と付き合ってたなんて事は聞いた事もなかった。
俺の顔を見て、知らなかった顔だなと言われた、ズバリだった。
楽しいはずの式が一転俺を暗くさせた。
そいつはそれ以上は言わなく他へ行った。
帰宅後直美に聞いてみた。
茂と付き合ってたのか?
直美は怪訝な顔で、なあに今頃 何言ってるの忘れたわよ。
いいから本当の事言ってくれ、
いいじゃない昔の事だから、
その言葉で確信した、付き合ってたんだね?
直美はうなずいた。
関係は?
もういいでしょうあなたの想像通リよ。
男女の関係だった、俺はショックだった俺の一番気に食わない男と直美は寝てたのだ。