お互い、愛し合ってたけれど、どちらの家からも祝福されず仕方なく別れた元カノがいます。
その後、それぞれが別な人と結婚、それなりに幸せだったように見えたけど、何となく違和感のある結婚生活でした。
それは何が原因かは分からなかったけれど、何か満足感が得られない日々でした。
元カノといるときに感じたあの満足感、それは何だったのでしょう。
決して嫌いな相手と結婚したわけじゃないのに、何かがしっくりこなかったのです。
男と女ですから、夫婦として営みは持ちます。
裸を見れば興奮するし、オマンコを見れば入れたくなります。
それは動物としての本能であり、オスとしてメスに種付けして孕ませたいと思います。
子供が生まれて、自分に似た分身だから可愛くて仕方なくなります。
でも、何かが違うんです。
結婚生活がしっくりこないんです。
次第に私が結婚生活に満足していないことが、相手に伝わっていきます。
相手はそんな結婚生活に不安を持ち、安心を求めて若い男性と本気の不倫をしてしまい、婚外妊娠、離婚したのが結婚10年の時でした。
元妻に不倫させてしまったのは、私のせいです。
私は38歳の時、34歳の元妻を開放し、元妻が心と身体を通わせた不倫相手にお譲りしました。
私は、8歳の娘を引き取り、実家へ戻りました。
思い出すのは元カノのこと、せめて元カノだけは、幸せでいて欲しいと思いました。
私は、元妻ではなく、元カノとの思い出を紡いで生きていました。
元カノと歩いた公園、商店街、エビピラフの美味しい喫茶店、もつ煮の美味しい居酒屋、週末になると、元カノとの思い出の地を巡っていました。
そんな毎日を過ごして2年、40歳の時、思い出の喫茶店でエビピラフを食べていると、お客さんが入ってきて目が合いました。
元カノ・・・見つめ合ったとき、15年間止まっていた元カノとの時間が動き出しました。
元カノが思い出の地にやってきたということは、元カノは不幸を感じているということだと、自分と同じ境遇ではないかと感じたのです。
元カノは、私より早く4年前に離婚していました。
離婚後3年間は仕事の関係で嫁ぎ先の街に居ましたが、1年前にこちらに戻っていました。
元カノは、親権を争うも得られず、子供を失っていました。
私は、元カノにやり直そうと言い、私たちは、私の娘を交えた3人デートを繰り返し、娘が元カノに懐いた頃、再婚しました。
私41歳、元カノ39歳、娘11歳でした。
再婚は、どちらの家も反対しませんでした。
私と元カノは、再婚するまでセックスはしませんでした。
そして、晴れて夫婦になった夜、16年ぶりに身体を交えました。
元カノから妻になって、開いてくれた39歳の女体は、16年前にはなかったアラフォー熟女の色香に溢れ、結婚生活で日々酷使されたオマンコは無残にも変形し、変色していました。
でも、その紫色に変色して伸びてしまったオマンコは、16年前のピンクのオマンコよりも卑猥で、私の大切なオマンコが穢された悔しさと敗北感と嫉妬で、激しく勃起しました。
そして、16年ぶりに生で交わると、元妻との結婚生活では感じなかった、満足感が得られました。
抱き合ったときのしっくり感、ああ、元妻との結婚生活に足りなかったのは、心tと身体を抱きしめる満足するセックスだったのです。
恋人だった頃には、自分たちが奇跡の相性のカップルだとは気づいていませんでした。
愛し合っている男女だから、セックスが良かったんだと思っていました。
でも、改めて身体を交えると、凸と凹が密接に繋がり、奇跡の相性であることを実感しました。
一つに結ばれて、抱き合っているだけで、ピストンなんかしなくたって、全身が痺れるような快感に包まれました。
再婚して、10年が過ぎました。
私は51歳、妻は49歳、元妻との結婚生活に時間が並びました。
アラフィフ夫婦となり、娘は大学3年生で一昨年から家を離れたこともあり、いい年してセックス三昧の生活をしていますし、結婚生活に違和感がありません。
毎日寝る前にセックスは当然、休日は早朝らからセックス、二度寝して少し早いお昼を食べて後片付けの後にセックス、そして夕食の買い出しから帰ってセックス、寝る前にセックスしています。
人生で、これだけセックスしたのは大学生の時以来です。
毎日がとても満足して、しっくりした結婚生活です。
先日、駅で元妻と再会しました。
お互い一人だったので、近況を話し合いました。
元妻は、あの後女の子を出産、若い夫に毎日求められ、充実したセックスライフを送っていると言いました。
48歳の元妻は、
「いい年して、毎晩抱かれてるのよ。夫はまだ40歳だから・・・」
というので、私も毎日どころか、休日は複数回だと言いました。
そして、娘が大学生になって家を空けているからだとも付け加え、娘が元気だと伝えました。
お互い、幸せになってて、別れたことは間違いではなかったと確認して、別れました。
笑顔で手を振る元妻の後姿に淋しさはなく、雑踏に消えていく元妻を見送りました。
とても、清々しい再会でした。
そしてここに、再婚10年に再会した元妻との思い出と妻のエピソードを書き記します。