義実家と大喧嘩して、元妻と離婚させられました。
出張から帰ると、元妻と荷物が消えていて、テーブルには涙の痕が残る離婚届がありました。
私は、膝から崩れ落ち、嗚咽しました。
あんなに泣いたのは、生まれて初めてでした。
泣きながら離婚届を書かされた元妻の気持ちを考えたら、また涙が溢れました。
こうなった以上、元妻を奪還するのは難しいと、諦めました。
仕事してる時は気がまぎれますが、休日になると、つい元妻のことを思い出してしまいます。
お金がないから、一人では広すぎるアパートから引っ越す費用もなく、でも、広くても古いから家賃は高くないこともあって居続けてるから、元妻の思い出に囲まれてしまうのです。
ゴールデンウィークだと、思い出している時間も長くなって、とても辛いのです。
別れて間もなく3年なのに、結婚していた時間を追い越すというのに、元妻のことを思い出すと、別れたばかりのように涙が新鮮なのです。
確かに結婚生活は質素で、貧しい暮らしでした。
若くして結婚した高卒夫婦の世帯年収は低く、でも、貧乏だったけど、軽自動車しか持てなかったけど、結構な長距離を旅行したり、貧乏なりに楽しかったんです。
一緒に自転車に乗って買い物に行ったり、公園の芝生でお弁当食べたり、そんな何気ない風景を思い出すと、涙が溢れてきます。
だから、思い出のある場所には行きません。
夜、寝るときが一番きついです。
いつも隣には元妻がいて、
「エッチしよっ」
て言うと、既に元妻は裸で、心から愛し合ってました。
まだ子供を育てる余裕はないから、外出しでしたが、夫婦になってから生でするようになって、元妻のオマンコの感触が直に感じて最高でした。
ポッチャリ気味の元妻が脚をМ字に開いて仰向けになると、まるで北京ダッグで、お椅子トンに波打つお腹、揺れる胸が迫力ありました。
可愛い元妻が快感に喘ぐ姿は、そのポチャり気味の身体と相まって、最高に淫らで、日常の元妻とのギャップに萌えました。
元妻と一緒にいたときが、今までで一番幸せで楽しかったです。
2人で一緒に食べる料理が一番美味しかったし、テレビも面白く感じました。
今は独り、何を見てもそれほど楽しく感じないし、何を食べてもそれほど美味しく感じません。
出来るなら、もう一度あの頃に戻りたいけど、もう無理みたいです。
先週末、買い物から帰ると、アパートの玄関前に元妻が佇んでいて、なんだかすごく哀しげだったから、思わず自販機の陰に隠れちゃったんです。
すると、元妻は玄関に向けて深々とお辞儀して、ハンカチで涙を拭って、去って行く前に、口が「さよなら」って動きました。
それ見て、ああ、元妻は再婚でもするんだな、と思いました。
今までも手が届かない場所へ行ってしまいましたが、これで完全に元妻にはもう手が届かない存在になるんだなと、そう思いました。
元妻は28歳、まだやり直しがききます。
私は30歳、元妻への未練を断ち切るために、そろそろ東京を離れようかと考えています。
田舎に帰って、のんびりと暮らすのもいいかもしれません。
出来れば最後、元妻にちゃんとお別れがしたかったけど、会うと未練が爆発しそうだから、どうせ手が届かないのだから、黙って消えた方がよさそうですね。
さよなら、元気でな、元妻さん・・・