俺と妻の絹子は中学の同級生で、再婚同士だ。
お互いに子供を抱えて前の連れ合いを亡くし、俺は父子家庭、絹子は母子家庭で小学校のPTAで再会した。
再会して、お互い片親で苦労しているから話が合って、お互い昔は仲が良かったし、一緒に生活すれば効率的なことも分かっていたが、お互い、連れ合いを愛したままだった。
そこで、絹子と話し合って、期間限定で夫婦という制度を利用して、絹子が家事と子育てを担い俺の扶養に入り、俺が生活費を稼ぐことにした。
俺達は38歳同士で、俺の娘小3、絹子の息子小6の4人家族になったのが18年前だった。
再婚して、一軒家を借りて、4人で住んだ初めての夜、絹子が、
「昭雄君…私たち、一応夫婦になったけど、夫婦でいるうちは、夫婦らしいことしようよ。」
「ああ、そうだな。子供は作らないにしても、夫婦として夜の営みくらいはするか。」
その夜、生まれて初めて絹子の裸身を見た。
亡き前夫が愛した身体を愛撫し、亡き前夫が愛したオマンコを広げた。
中学の頃、清楚な美少女だった絹子のセーラー服のスカートの奥を妄想してチンポを弄っていたけど、今、目の前にぱっくりと割れて濡れていた。
前夫に愛用されて、マンビラは拉げ、赤紫に色づいていたが、俺は憧れの絹子のオマンコを舐められる嬉しさに浸った。
絹子もまた、俺のチンポを美味しそうに舐めた。
憂いに満ちた美しい横顔が、セーラー服美少女だったあの頃と重なった。
夫婦だからと生で入れた。
セーラー服の絹子を思い描き、滑るオマンコを味わった。
絹子を好きな気持ちはあったけれど、亡き前妻を愛したままだったから、好きな絹子を抱きながらも、前妻に「ごめんよ、ごめんよ」と謝っていた。
絹子は俺の生チンポの出し入れに、ウットリとした表情をしていたが、きっと、亡き前夫に謝っているんだろうなと思った。
最後、チンポを抜いて絹子に精液を振りかけた。
絹子は、嬉しそうに精液を浴びていた。
そして、絹子が安全日になると、絹子のオマンコの奥深くに精液を放った。
憧れの美少女だった絹子のオマンコから、俺の精液が流れ出る光景は感激だった。
そんな生活が続いたが、3年前、絹子の息子が結婚して家を出て、昨年、俺の娘が嫁いで家を出た。
娘が嫁いだ夜、俺と絹子は居間で向かい合って見つめ合った。
「長い間、世話になったな…」
「私こそ、夫婦でいられてとても助かった…」
そして、金庫のを開けて、奥から封筒を取り出し、
「ついに、これを出す日が来たな…」
「そうね…寂しいけれど、約束だから…」
それは、婚姻届けを書いたときに、同時に作成した離婚届だった。
俺達は、制度として有利になるし、お互い昔は仲が良かった同士だし、夫婦となって家族になったけれど、それは、子供たちが独立するまでという契約を結んでいた。
子供たちが所帯を持てば、親としての役割を終えるから、俺たちは夫婦関係を解除して、いずれは愛する元の連れ合いとともに眠るために、別れることになっていた。
娘が嫁いだ翌日、子供たちに事情を書き綴った手紙を投函したら、既に用意してあるそれぞれの住まいに向けて荷物を送れるように荷造りを始めた。
もちろん、手紙を見た子供たちから、ずっと一緒にいて欲しいと言われたが、
「俺たちは夫婦を止めて、友達に戻るだけだよ。お前たちも、兄妹関係を解除してもいいんだよ。」
と言って、意思の固さを示し、納得してもらった。
昨年、17年間借りてた一軒家を明け渡し、俺と絹子はお別れ旅行に出かけた。
新婚旅行はできなかったから、別れるときに旅行しようと約束していた。
初めて夫婦二人でする旅行が終われば、赤の他人に戻るのだ。
高級旅館に二泊、夫婦最後の時間を過ごした。
17年間の思い出を語りつくし、55歳の身体を重ねた。
夫婦最後の夜、最後の精液を絹子の閉経したオマンコに注ぎ込んだ。
「最後の精液だ…絹子…」
「ああ…熱い精鋭…最後なんだね…」
旅館の売店で、思い出に同じコケシを買って帰路に就いた。
新幹線を降り、そのまま市役所へ向かい、離婚届けを出した。
「じゃあな。夫婦じゃなくなったけど、友達だから、困ったことがあったら連絡しろよ。」
「うん。あなたもね…さよなら…」
「ああ、さよなら…」
市役所で別れて、それぞれの住まいに向かった。
そして、亡き連れ合いの写真に向かい、
「ただいま…これからはお前と二人だよ…」
と言って、亡き連れ合いの思い出を肴に呑んだ。
昨年末、娘は夫の実家で大晦日を過ごした後、正月に俺の住まいにやってきて、一泊して帰った。
絹子のことは何も言わなかったが、亡き連れ合いの写真を飾っているのを見て、察したようだった。
そして、絹子からも、絹子の息子からも、一切連絡が途絶えていると言っていた。
それは、俺も同じだった。
仮初めの家族で子育てしたあとは、元の家族に戻る…寂しいけれど、そう決めて再婚した俺と絹子は、立派にそれをやり遂げて、今は寂しさよりも充実感のほうがある。
でも、時々、絹子は元気かな…と思うことがある。
でも、連絡はしない。
今は、元の連れ合いとの思い出だけで十分。
だから、さよなら、絹子…