有希と結婚したのは、私25歳、有希22歳でした。
交際期間は2年8か月、会うたびセックスしていました。
新婚の頃は、夫婦の営みは毎晩楽しみました。
夫婦になったから、コンドームなしで生でしていましたが、暫くは夫婦水入らずを楽しむために、安全日以外は外出しでした。
若い二人はお互い我慢ができず、仕事から帰ると玄関先で服を脱いで、さっそく始まります。
もう、お互いの匂いを嗅いだだけで私はギンギン、有希はグッショリ、居間に座布団を敷いてパンパンパン、アンアンアンと励みました。
お風呂に入り汗を流し、夕食を食べてテレビ見て、もう一度シャワーでお股を洗って、今度はベッドで遅くまでアンアン、ベッドはギシギシ音を立てていました。
休日は、昨夜もしたのに朝からヒイヒイ、それでも満足出来ず、昼間は有希にセーラー服を着せて8ミリビデオでハメ撮り、22歳の若妻にはセーラー服が似合いました。
有希はセーラー服姿でハメられて、感じてアヘアヘする表情は清純そうなのにエロかったです。
あんなにアツアツで、赤裸々なハメ撮りをした夫婦なのに、結婚3年目の夏、私はアルバイトの女子大生に恋をしてしまいました。
恋焦がれてたまらず、有希を抱いていても上の空、心ここにあらずは有希にも伝わりました。
有希にあるのは情、女子大生にあるのは恋、俺の愛はどちらにあるのかわかりませんでした。
私は、正直な気持ちを有希に告げました。
有希はハラハラと涙を流し、へたり込んでしまいました。
有希に打ち明けた翌日、女子大生に告白しましたが、案の定振られてしまいました。
「え?結婚してますよね?奥さんいますよね?」
当たり前の反応でした。
女子大生に振られましたが、有希に戻る気はありませんでした。
私は有希に、女子大生に告白して振られたことを話し、振られたとはいえ有希以外の女に告白した以上、夫婦として暮らすわけにはいかないと言いました。
私はアパートを出るため、毎日少しずつ荷物をまとめたり、離婚のための準備をしました。
離婚する決意なのに、有希とは普通の会話しましたし、同じベッドで寝ました。
でも、夫婦の営みはありませんでした。
有希は再構築を望みました。
私の心は揺れました。
でも、有希は私を恨むならまだ分かりますが、迷惑にも既婚者に言い寄られた、言わば被害者である女子大生に詰め寄って、怒りをぶつけてしまいました。
それが引き金で、離婚を決めました。
離婚前日、有希に泣きながら夫婦最後の営みを求められました。
半月ぶりの営みで、有希は泣きながら喘いでいました。
シーツを握りながら仰け反っていた有希は、最後、抜かせまいと私にしがみついて、中に射精させようとしました。
妊娠すれば私が戻ってくる・・・そんな有希の想いが哀しかったですが、私は力ずくで身体を離し、有希のお腹の辺りに射精しました。
翌日、最小限、置いて行っても有希が困りそうなものだけ持って、貯金も、車も有希に残してアパートを出ました。
3回目の結婚記念日を前に、結婚生活が終わりました。
「ごめんよ。幸せにできなかった・・・さよなら・・・」
「ミツルさん・・・元気でね・・・」
さめざめと泣きながら玄関から私を見送った有希の泣き顔は、ずっと忘れられませんでした。
切なくて、一度も振り向けないまま、新しく借りたアパートへ向かいました。
親には事後報告、二度と敷居をまたぐなと言われました。
私は離婚から4年後、32歳で28歳の同僚と再婚しました。
結婚という制度を活用して一緒に暮らそう的な寄り添い方だったので、有希の時のような、アツアツの新婚生活ではありませんでした。
それでも裸になれば興奮して、お互いに快感を求めあって舐めあい、早く子供が欲しくて毎回中出し連発していました。
アラサー妥協婚のような夫婦でしたが、営みはありました。
結婚2年目に女の子を一人設け、妻は会社を辞め、家庭に入りました。
子供は一人いればいいよねと言って、以後、安全日以外の中出しはしないようになりました。
結婚して10年、妻が38歳で妊娠しました。
「どういうことだろうね?俺が失敗したのかな?」
俯く妻・・・ボソッと・・・
「浮気・・・しました・・・浮気相手の子供です・・・」
妻は、娘が小学校に言っている午前中、近所の男子大学生を家に引き込んで、浮気情交に耽っていました。
ウブな男子大学生のエネルギッシュな性欲、何度迸っても絶えない精液、妻は、虜になってしまったのです。
妻は、両親に連れられて私の前から去っていきました。
私はふと、女子大生が原因で有希の元を去ったあの時を想いました。
私は、妻にだけ慰謝料請求し、男子大学生にはしませんでした。
彼は、大学を中退して職に就き、38歳のおばさんと寄り添ったからです。
バツ2の私は、もう、結婚することはないと思いました。
父娘二人、仲良く過ごしました。
バツ2になって3年半、娘は中学校のセーラー服に袖を通しました。
あんなに子供だったのに・・・娘が眩しく見えました。