性格も身体も相性抜群の女だったが、離婚したのは俺39歳、元嫁36歳、娘10歳、結婚して12年だった。
結婚12年でも、ほぼ毎晩ハメてたくらい相性が良かったから、別れるときの最後のセックスは切なかった。
娘が小学校に上がったら、俺の実家の前が通学路で、毎朝俺の母親が見送ってた。
やがて、下校途中に実家に寄るようになったのが始まりで、孫可愛さに俺たち夫婦に同居を迫ってきたんだ。
俺はずっと拒んでいたが、通学路という地の利を活かして一人娘を抱きこんで、同居を迫る俺の母親の態度が激化し、見かねた親父が間に入ってくれたが時すでに遅く、離婚に至った。
俺は実家に戻り、娘を母親に預けて仕事していた。
元嫁を忘れるために、元嫁以外の何人かの女と付き合ってみたが長続きしなかった。
俺に娘がいるというのも理由だったが、心も身体も、元嫁が一番良かった。
結局、元嫁を愛していること、元嫁の身体がいかに良かったかを再確認するだけだった。
離婚して3年の頃、元嫁より9歳も若い、俺の一回り年下の30歳の女とも付き合ったが、若いだけで身体の相性が良くなかった。
どうも、一緒にセックスを楽しむ感じじゃなくて、ヤラせてあげてる感が強かった。
一昨年、8年ぶりに元嫁からメールが来た。
当時高校3年生だった娘の進路について尋ねてきたから、会って話すことにした。
若い頃によく行った居酒屋で待ち合わせて、懐かしさにまみれながら語り合った。
娘の話より先に、お互いの近況を話した。
心身ともに好相性の夫婦だったから、お互いを忘れられず、一人のままだった。
娘が東京の大学を目指していることを知った元嫁は、学費の一部負担を申し入れてくれた。
はっきり言って、ありがたかった。
娘を東京に一人暮らしさせて大学に通わせるのは、正直大変だった。
8年ぶりに再会した元夫婦は、お互いを見て身体が疼いてしまった。
一度味わった好相性のセックス、心身満たされたあのセックスを思い出していた。
夫婦として12年間交わり続けた身体の関係は、再会したら断ち切れなかった。
居酒屋を出た俺たちは、黙ってラブホに入った。
やはり、12年間夫婦をしていて、飽きるくらい貪り合って愛し合った相手ですから、8年の歳月はあっという間に縮まり、夫婦だった頃のルーティーンで前戯が進んだ。
8年過ぎて、俺は47歳、元嫁は44歳、すっかり緩んだ身体だったが、この8年間で関係したどの女よりも元嫁の身体は良かった。
ドドメ色のビラ肉も、俺に12年間毎日のように使い古された肉穴も、俺の肉棒にフィットした。
別れた時の36歳の元嫁より、44歳の元嫁は貪欲だったし、身体も色気が溢れていた。
熟女の色香がすごくて、とても楽しめた。
こうして、一昨年から、肉体関係が復活した。
娘が東京の大学に合格して、上京する前に元嫁に会わせた。
俺はそこで、復縁したいといった。
そして俺は娘と共に実家を出て、マンションを借りて元嫁と復縁した。
俺の母親は半狂乱だったが、
「アンタのせいで壊れた夫婦だ。」
と言ったら、親父が、
「8年間孫と一緒にいられたんだ。向こうは8年間会えなかったんだぞ。」
と言って、俺の側についてくれた。
俺と元嫁が共働きだと、経済的に余裕が出た。
家事は分け合ってこなせたし、二人きりだから若い頃とは違うセックスを楽しんでる。
いい年した中年夫婦が、素っ裸になってセックスしているとき、子孫を増やす目標ではなく、舐め合って、抱き合って、ハメて、射精するという一連の行為を不思議に思った。
この年になって、何でしてるんだろう、気持ちが良いからかな?
性欲があるからなのだろうけど、やっぱり、お互いを愛していないとここまで満たされないと思った。
かつて、娘が寝てから、父と母から男と女になってするセックスは、日常の中にあって非日常の姿を晒し、お互いの体の温もりを感じながら交合する。
普段は娘の優しいお母さんが、俺の肉棒で恥ずかしい肉穴をかき回されながら、
「アァ~ン・・・気持ちいい~~・・・」
と上気しながら見せる姿は、誰にでも見せられる姿ではない。
俺を愛しているから、そんな姿を見せられるのだ。
今、前の結婚時代より嫁がずっと好きになった。
大好きな嫁と、素っ裸になって抱き合うと、熟女の柔らかさと温もりを感じる。
クンニで濡れた肉穴に肉棒を入れるとき、
「ただいま・・・」
と言うと嫁は、
「お帰り・・・あなた・・・アァン・・・」
嫁の肉穴は蠢いて、俺の肉棒を包み込む。
歪む顔、揺れる乳房、仰け反る身体、快感に痙攣する腰、そして安全日に思いっきり嫁の中に出す時、愛し合う夫婦のセックスの良さを味わえる。
一度別れているから、夫婦をより味わえている気がする。