高校の同級生だった俺と妻は、バツイチ同士で再会したのが4年前、お互い49歳だった。
旧交を温めること一年、50歳同士で一線を越えて以来、毎週末の逢瀬を重ねた。
社会に出た俺の子供が家を出てアパート暮らしを始めた昨年、52歳同士で再婚した。
「再婚した途端に、閉経しちゃった・・・」
「毎回、俺の分身をお前の中に注げるな。」
「まあ、楽しみだこと・・・」
高校時代、大人しくてあまり目立たなかった妻だが、今は艶かしい淑女だ。
古い日本家屋の和室に並べて敷いた布団に、縁側の窓から月明かりが差し込む。
妻が寝間着をはだけ、素肌を晒す。
布団に舞い落ちた寝間着が起こした空気の流れが、妻の女の匂いを仄かに香り立たせた。
落ち着いた身のこなしで俺の隣に横になると、昭和女の肌が色めき立った。
ゆっくりと足を開き、しっとりと、湿り気を絶やさない花弁を見せた。
指でなぞると、既に蜜で潤っていた。
「もう、濡れてるじゃないか・・・」
「だって、楽しみだったから・・・」
そう言いながら、脈打つ俺の雄蕊を握った。
「50代なのに、絶倫ね・・・」
「お前がいい女だからだよ・・・」
五十路の新婚夫婦が、肉欲に囚われて抱き合い、舌を絡めれば艶香に噎せ返った。
舌を絡めながら腕を交差して股間へ、妻は俺の亀頭をさすり、俺は妻の花芯を転がした。
吸い尽くすような妻の女肌に雄蕊を囚われ、潤む蜜壷へ雄蕊が導かれた。
緩やかに突姦を繰り返した。
妻は乳房を淫靡に震わせ、甘い吐息を漏らした。
絡まる脚、廻し合う腕、姦淫に溺れる五十路夫婦を月明かりが照らす。
夢中でまぐわう淫奔の中、妻が絶頂への階段を駆け上った。
俺は上体を起こし、妻の太腿を大きく開かせ、腰を打ち付けた。
泡立つ雌蕊に雄蕊が突貫すれば、雄蕊に引きずられて黒ずんだ花弁が羽ばたいた。
年齢を重ねて巡り合った妻の雌蕊には、何本の雄蕊が差し込まれたのだろう。
黒ずんだ花弁が、幾多の交わりの歴史を物語っていた。
状態を突っ張らせた妻、カクカクと震えだし、俺の雄蕊を締め付けた。
妻の蜜壷は、ドクドクト注がれた俺の樹液で満たされた。
抱き合い、余韻を楽しんだ。
もう一度唇を重ねた。
いくら愛し合っても俺と妻の子は宿せないが、偽りなき愛の交合は身も心満たされていた。
再婚五十路夫婦は、長年連れ添った夫婦のようにしっくりと抱き合っていた。
昨夜の、営みの風景・・・