縁側から差し込む月明かりに、女房の白い肌が浮かぶ。
結婚二十五年の女房も間もなく五十路という頃、相変わらず淑やかで美しい。
唇を重ねて絡めた舌に淫らな期待を込めた女房は、艶かしく肌を上気させた。
女房の股を割り、女陰を愛でる。
既にしっとりと潤んだ女穴にの濃厚な淫臭に噎せ返る。
女陰に舌を這わせ、尖りを転がせば、悦楽の淫水を滴らす。
女房が男根を求めて手を伸ばす。
既に脈打つ男根の亀頭に触れると、嬉しそうに上体を起こして咥える。
カリをなぞるように舌を使い、男根を愛でる。
吸い尽くすようなおしゃぶりに男根を囚われ、女房を求める。
女房は股を開いて男根を欲しがり、俺はその女穴に男根を埋める。
夫婦が求め合い、一つに繋がる至福の時間が始まる。
繋がったまま抱き合い、粘膜の触れ合いを愉しむ。
男根に掻き出される淫水が奏でる淫猥な音、女房の色っぽい吐息、たまらない。
虚ろな女房の表情を見ながら、結婚前の女房を思い出す。
灰色の事務服に身を包んだ清楚なOL、タイトなスカートが美しい腰のラインを見せた。
かがんだ時にブラウスの胸元から除く胸の谷間、思わず股間が疼いた。
あの清楚なOLが今、五十路を前にした妖艶な美熟女となり、俺の腕の中で耽溺している。
男根が唸り、突姦を繰り返す。
女房の乳房が揺れ彷徨い、淫乱の舞を披露する。
シーツを握りしめ、仰け反り、姦淫の熱に蕩けて落ちる。
喘ぎ乱れて男根の淫味に酔い痴れて、滴る精液を吸い尽くす。
二十五回目の結婚記念日の夜、撮影した女房との営み。
ビデオカメラが切り取った美しき女房の嬌態。
時折見え隠れする女陰は、長年の営みに黒みがかってはいたが、俺の男根に絡みつく様子は極めて卑猥だった。
二十五年連れ添ってもなお愛し合う夫婦の営みは、撮影から十五年過ぎた今でも色褪せない。
しかし、これを見るのも今日が最後、女房の七回忌にこのDVDを処分しようと思う。
古希を前にした俺も終活に入ろう。
女房の嬌態は俺だけのものだから、後世に残すわけにはいかない。
女房の美しい身体は俺の記憶に刻み、DVDを破砕した。
「そっちに行ったら、また抱いてやるからな・・・」
愛しき女房と再び添うときまで、暫し浮世で女房を想う。