忙しそうな早歩き、懐かしい歩き方ですぐ気づきました。
お変わりなく、お元気そうで何よりです。
お久しぶりです。
長いこと故郷を離れて、連絡もせずにごめんなさい。
中学生だったあの子は、もうすっかり、大人になりましたね。
つまらない意地張って家を出たものの、その後は後悔しました。
ほとんど専業主婦だった私は、お金を稼ぐことがどれほど大変なのか、思い知りました。
自分一人が生きていくだけで、精一杯でした。
私やあの子を一人で養ってたあなたを、心から尊敬しました。
尊敬したからこそ、もう一度あなたを頼って甘えてはいけないと思いました。
私、5年前まで2年間、生活苦のあまりにAVに出ていました。
アラフォーの人妻がペニス中毒にかかっているドスケベな熟女役でデビューしました。
私、見た目が地味なので、AVに出るような熟女には見えないと評判がよかったんですよ。
そんな大人しめな私が、見た目と裏腹に性欲旺盛で、
「ペニスなしでは生きていけない身体なんですぅ・・・」
みたいな本能丸出しの変態行為に興じているギャップが受けたようでした。
初めのころは演技でしたが、5作品目あたりで男優さんに徹底的に責められて、本気で感じて発狂してからは、AVでは演技抜きで感じていました。
男優さんは一般的に皆さん巨根なので、子宮まで届くセックスを何度も経験していたら、演技どころじゃなくなります。
後半の1年は、海外発信のモザイク無しの作品に出ていましたから、私のアソコが丸見えでした。
アラフォー熟女ですが、小ぶりで綺麗と評判でした。
黒ずんではいましたがラビアも小さめで、私のファンは、純情おばさんの激しいヨガリを堪能なさってたみたいです。
そのころにはもう、恥ずかしいという感情も失って、快楽セックスにハマった変態熟女でした。
引退の3か月前、初めて黒人さんの鬼ペニスで貫かれましたが、間違いなく子宮の中まで達していて、私は白目をむいて泡を吹いて気絶してしまいました。
そして引退作品は女教師役で、8人の父兄に輪姦されて精液まみれになる作品でした。
羽交い絞めにされ、両手両足を掴まれて、大股開かされて次々と犯されました。
ピル服用してすべて膣内射精でしたから、ものすごい量の精液が注がれました。
あなたは、私の恥辱の姿をご覧になったでしょうか?
もし、ご覧になっていたら、さぞ軽蔑されたことでしょうね。
昨年、母が倒れてこちらに戻ってきました。
入院して半月で亡くなってしまい、今は年老いた父と2人で暮らしています。
今年も、私たちが出会った季節が巡ってきたと思っていたら、あなたの姿をお見かけして、懐かしさで一杯になりました。
そして、やっぱりあなたが好きな私がいました。
この10年、辛いときはあなたの事を考えて、恋しくなっていました。
あなたとの幸せだった思い出、楽しかった思い出が私の支えでした。
あなたの姿をお見かけしたとき、思わず声をかけようとしましたが、呼び止めませんでした。
私は心の中でこうつぶやいて、あなたの背中を見送りました。
こんな私と15年も一緒に暮らしてくれてありがとう。
さよなら。
元気でね。