結婚して来年で30年。
よくぞ続いているものだと思うが、未だに週イチくらいでSEXを楽しんでいる。
長期間催眠状態であることも一つの理由かも知れないが、
やはり基本的に二人の性に対する相性がいいのだろう。
ただ、SEXのルーチンは完全にパターン化している。
その内容に不満はないし、妻は毎回激しくイッてくれるから、
二人がSEXにマンネリ感を持っているわけではない。
今から数年前のある日、私のSっけから、ほんの10秒ほど首を絞めてみた。
すると、
「あぁああ!今の気持ちいい!興奮するぅ~!」
と、妻が激変。
どうやら、更に上レベルの快感を見つけてしまったらしい。
その後は、ルーチンに首絞めが加わってパターン化。
首に手を掛けずにSEXをしていると、
「首・・ねぇ・・首絞めて・・」
うわ言のようにねだってくるようになった。
その後は、だんだん首を絞める時間も長くなり、妻の快感も更に高まることに。
ただこれは、一歩間違えば、渡辺淳一「愛の流刑地」の世界(^^;
それが高じて限界を超えると殺人事件に発展してしまう。
でも、妻の変貌・悶えっぷりをみると、やはり禁断の性戯と言えなくもない。
だから、私がもうすぐ限界・・という場面で望みを叶えてあげる。
ラストスパート、部屋中にパンパンパン!と叩き付ける音が響く中、
顔は赤く腫れ上がり、半開きの口からは舌が垂れ、赤く充血した目は、
大きく見開かれて一点を凝視したまま、感じ続ける妻。
「ぐぅ・・ぐ・・ぐふ・・ぐ・・かっ・・」
と、文字変換に困る、うなりとも嗚咽とも異なる声を絞り出しながら、
最大限の快感に飲み込まれていく。
妻の失神寸前を見計らって私もイキ果てる。
と同時に首絞めも開放。
一気に脳に新鮮な血液が流れ込むようで、その瞬間もまた堪らない快感とのこと。
他人様には決して真似てほしくない内容だが、前述のように
「アイルケ」で描かれたSEXは、小説だけのものではないことが分かる。
ちょっと脱線。
巷のAVにも「首絞め」を主体にした作品がある。
妻とのSEXでもあり、興味本位で視てみたが、殆どがなんちゃって首絞めでガッカリ。
数は少ないがしっかり絞めているものもあり、それはすぐに分かる。
首を絞められている時は、あ行をベースにした喘ぎ声は出ない。
顔色も通常のまま演技で苦しんでいる様子をみても興ざめ。
逆に本当に絞められて感じている女優さんは、妻のように、
絞められる快感を知ってしまった、幸せで不幸な女性なのかもしれない。
われわれ夫婦の秘め事、長文にお付き合い頂きありがとうございました。