新幹線の駅の待合室で、13年前に別れた元妻の有希子を見かけた。
一緒に居た男がトイレにでも行くのか、待合室を出たので近づいて声をかけた。
「有希子・・・」
「あなた・・・ご無沙汰しております。」
「あいつが今の旦那か?あの若造とは別れたのか?」
「はい・・・不倫はキッチリと清算しました。彼とは、8年前に再婚しました。」
「そうか・・・俺も、10年前に再婚したよ。」
「そうですか・・・あの子は?」
「大学生だ。小学生の妹もできた。仲の良い姉妹だよ。」
「そうですか・・・ちゃんと育ててくれてありがとうございます。あっ!主人が来ましたから・・・」
「ああ、じゃあな・・・」
通りがかりのような素振りで元妻有希子の前を去った。
45歳の元妻有希子は相変わらず可憐な女だったが、そのやつれように幸せは見えなかった。
苦労してるんだなと思ったが、今の俺にはどうしようもない。
21年前、俺27歳、有希子24歳で結婚した。
大人しいお嬢さんだった有希子は、恥じらうセックスが可愛かった。
俺にクリを舐められて、喘いでいた有希子。
俺のチンポを根元まで咥えて、マンコをグチョグチョに濡らして喘いでいた有希子。
俺に両足をガバッと広げられて、マンコにチンポをズボズボされて、喘いでいた有希子。
四つん這いでアナル丸出しで俺に後ろからチンポを挿入されて、喘いでいた有希子。
俺と向かい合って座位で腰を振りながら、俺に乳首を舐められて喘いでいた有希子。
俺に股がって乳房を揉まれながら、腰をクイクイさせて喘いでいた有希子。
限界まで大股開きにされ、濡れたマンコにチンポでされたピストン運動に合わせて腰を振って喘いでいた有希子。
俺の精液をオマンコから垂れ流して余韻に浸っていた有希子。
喘いでいた有希子はみんな夢の中。
今でも有希子との営みは忘れられない。
普段はとても可憐な有希子が見せる淫らな痴態は、俺だけのものだと思っていた。
華奢な身体で恥じらいながらも俺のチンポで悶えていた有希子は、今は俺以外のチンポで悶えているのだ。
13年前、32歳の有希子はパート先の大学生と恋に落ちて妊娠・・・8年半の夫婦生活は有希子が家を出て行くという幕切れで終わった。
真新しい赤いランドセルを背負った娘は、母親が悪い事をしたという事だけは周囲の空気で感じ取っていて、涙をこらえて耐えていた。
思い出す13年前の別れ・・・
10年前、俺は38歳で再婚した。
相手は31歳と7歳も年下だったが、グラマーで妖艶な美人だったから年の差を感じなかった。
仕事人間だったがライバルの巧妙な仕掛けにハマった頃俺と出会い、仕事より女の幸せを選んで俺の妻となった。
可憐な有希子とは全く違うエロい女体は、女の悦びを素直に表現した。
Dカップを揺らし、髪を振り乱し、俺のチンポを満喫する妻に恥じらいの欠片もない。
でもそれは、淫らな姿を夫に見てもらって夫に満足してもらおうとする、妻なりの妻としての役割に対する答えだった。
だから、時々恥じらう有希子を思い出すことがあった。
ずっと愛しさが消えなかった有希子が華奢な身体で可憐に喘ぐ様子は、夢の中でしか会えなかったが、45歳のやつれた有希子と再会したら、その夢にたどり着くことが無くなった。
いつの間にか、俺の心の片隅にそっと棲んでいた有希子が、引っ越したようだ。
今度もまた、さようならも言わずに・・・