一昨年、46歳でバツ2になった。
と言っても、最初から一人娘が高校を卒業するまでの契約再婚だった。
俺がまず、バツイチ担たのは19年前で、2歳の娘の親権は俺だった。
元妻は、親に言い聞かされて、夢を諦めて俺と結婚したものの、どうしても夢をあきらめきれず、結婚生活がギクシャクしだした。
だから俺は、結婚生活に4年でピリオドを打って、元妻を解放してやった。
夫婦最後の夜、元妻を30分以上クンニした。
当時27歳だった元妻は、ン潤ヌル塗ンりながらクリイキしまくってた。
最後のクリイキに悶えた後、俺の生チンポで中イキして、夫婦最後の営みを終えた。
元妻のお腹に出した精液を指に就けて、匂いを嗅いでたっけな。
「この匂い、覚えておくから…」
そう言って、俺を見つめた目から涙をこぼした。
翌日、元妻は、泣いて俺に詫びながら、
「ありがとう。あなたの事は、一生忘れない。愛してたのは、本当だよ。さよなら…」
と言って、家を出て行った。
「頑張れよ。凝ったことがあったら、いつでも連絡しろよ。さよなら…」
そう言って上京する元妻を見送った。
あれから、元妻からの連絡は一度もなかった。
困っても、元妻は、養育費さえ要らないと言った俺を頼ろうとはしなかったのだと思う。
その後、娘が小学校に上がるとき、娘が高校を卒業するまでの12年間と期限を切って、未亡人だった先妻と再婚した。
俺34歳、先妻44歳と10歳年上だったが、娘の面倒を見てもらえるから受け入れた。
先妻は、25歳で結婚したが子宝に恵まれず、37歳の時に夫を亡くして、42歳の時に俺とお見合いした。
先妻は亡き夫を忘れられずにいたが、子育て経験をして誰かの役に立てればと、俺と再婚した。
最後は、亡き夫ととともに眠りたいからと、期限付きの再婚だった。
先妻は10歳年上だったが、とても綺麗だった。
再婚初夜、二つ並べて非伊佐布団に正座して、
「いかがいたしますか?四十路のおばさんですが、お望みであれば、妻の務めを果たします。」
と言われたから、お願いした。
10歳年上の美人妻は、12年間の亡き夫との夫婦生活で色付いた女陰を俺に預けた。
俺は、先妻の使い込まれた女陰を広げ、クンニして濡らし、生のまま挿入した。
「あの…中には出さないでください…」
と言われたので、先妻の艶めかしい四十路の女体を喘がせた後、先妻のお腹に射精した。
先妻の抱き心地は、元妻よりも柔らかで、女穴は元妻よりキツかった。
あまり派手にピストンすると、あっという間に絞り取られそうだった。
先妻は、まだ三十路で性欲が衰えない俺に、毎晩抱かれてくれた。
「この歳になって、毎晩女の悦びが味わえるとは思わなかった…」
と言っていたが、その時に見せた憂いに満ちた表情は、きっと、俺に喘がされたことを亡き夫に詫びているんだろうなと思った。
それでも、12年の夫婦生活で、夫婦の絆が生まれていた。
それでも一昨年、約束通り、娘が高校を卒業したとき、最後の営みをして別れた。
俺46歳、先妻56歳で穏やかな営みを終え、先妻が、
「最後の精液…」
と言って、お腹に出された精液を指ですくった。
その時、遠い昔に別れた元妻を思い出していた。
「明日でお別れだけど、あなたと暮らした結婚生活と、あの人と暮らした結婚生活が、同じ時間になってた…」
そう言って、微笑んだ。
翌日、必要なものだけ携えて、先妻が家を出た。
「これ、少ないけど選別というか、色々大変だろうし…」
俺は100万円を紙袋に入れて渡した。
「こ、こんなの受け取れないわ…」
「いや、娘を育ててくれたし、俺の性欲も処理しtくれた。感謝してるよ。」
そう言って、無理やり渡した。
娘は、早くから俺と先妻が契約結婚だと言うことを教えていたから、夫婦の別れを邪魔せずにいてくれた。
「それじゃあ、あの人の菩提寺のある町で、ひっそりと暮らします。さよなら。どうか、お元気で…」
「ああ、あなたもお元気で。さよなら…」
「お母さん、ありがとう。さよなら…」
一昨年、俺と娘に見送られて、先妻が家を出た。
分かっていたこととはいえ、12年暮らした先妻との別れは、やっぱり寂しかった。
先妻が去った後、何となく元妻がどうしてるか、気になった。
夢は叶ったのだろうか、そう言えば困ったことがあったら連絡しろと言って、連絡先は消してなかったことを思い出した。
でも、連絡できずにバツ2になって、今年で2年が過ぎた。
そんな時、スマホのメールが鳴った。
ラインでなくてメール?と思って見てみると、18年前に別れた元妻だった。
それは、前日に20歳の誕生日を迎えてた娘への成人のお祝いメールだった。
俺は元妻のメールに、
「おいおい、今は18歳が成人だぞ。」
と送ったら、
「あーっ!そうだった。」
と返ってきた。
数回メールのやり取りをした後、元妻は夢を叶えて資格を取り、こちらに戻ってきていることを知った。
元妻は、俺が再婚したことは義両親から聞いて知っていたようだったが、契約結婚で離婚したことは知ってなかった。
そして元妻は独身のまま…迷ったが、俺たちは再会を果たした。
18年ぶりの再会、俺は48歳、元妻は45歳、時の流れを感じた。
そして、その時の流れは、俺たちの愛をも消し去っていた。
数時間一緒に居たが、愛しいと思わなかった。
あれほど愛し合ったまま別れたのに、いざ再会してみると、何の感情もわかなかった。
ただ、懐かしい知り合いに再会した気分だった。
娘の話しもしてみたが、成人を祝った元妻なのに、2歳で別れた娘に対する興味はそれほど感じられなかった。
夕方、居酒屋で飲んで、じゃあねと別れた。
家に帰って思ったのは、先妻の事だった。
市に別れた夫の事を、ずっと愛していたなんて、凄いなと思った。
俺と元妻は、再会してもう愛がないことを確認したが、先妻はずっと亡き夫を思い続けて俺と暮らしたことが、信じられなかった。
俺は、無性に先妻が恋しくなって、連絡してみた。
そして、2年ぶりに先妻と会った。
愛しかった。
もう、58歳になった先妻の事が好きな気持ちを確認した。
そして先妻が口を開いた。
「私、今、こっちに戻ってるの。亡くなった夫の菩提寺のある町に行ったんだけど、私ったら、、亡くなった夫の顔さえ思い出せなくて…思い出すのはあなたの事ばかり…」
先月、先妻と復縁した。
48歳の俺と58歳の先妻は、2年ぶりに身体を重ねた。
「ああ、あなた…会い捨てる…中に、中に出して…」
今まで、亡き夫以外の精液を注がれたくなくて、閉経後も外出しだったのに…
不思議なもので、元妻を愛していたと思ったのは、愛したまま別れたからで、その時の子持ちに戻ることはなかった。
それよりも、長い間夫婦として暮らした先妻、いや、今は俺の妻だが、妻の方に愛情があった。
10歳年上だけど、今無美しさを保つ妻と、これからも生きて行こうと思う。
そう言えば娘は元妻の顔さえ知らないから、妻が戻ってきて嬉しそうだった。
愛情というのは、不思議なものだと、元妻との再会で思い知った…