七月三日、妻五十歳の誕生日でした。
その夜、営みを持ちました。
仰向けに、やや足を開き加減にしてる妻を見て思いました。
三十年か~。
私と妻は、高校の同窓会で知り合いました。
妻はまだ高校出たばかりの十九歳でした。
私は二十二歳でした。
まだ比較的新しい高校で、同窓会に集まった人は、それ程多くはありませんでした。
たまたま私高校三年のときの担任、妻高校三年のときの担任が同じ、その先生と話しをしてるうちに、妻とも話しをするようになってて、私はこの子いいなぁと思うようになりました。
勤めていた職場も近かったという偶然もありました。
お昼を公園で一緒に食べる、そんなことから始まり、一緒に映画見たり食事したり、交際へと発展していきました。
そして妻が二十歳になるちょっと前、私は童貞を、妻は処女を捧げ合いました。
あれから三十年、私はこの体に何回、何十回、何百回、もしかしたら何千回かな?というくらい使いまくったのだと、しみじみ思ったのです。
白くスベスベで、胸だって仰向けでも上向いてた、性器はピタッと閉じられた貝みたいだった。
それがシミや弛み、胸は横に崩れ、性器は中身がベロンとはみ出てます。
こんなになるまで私は使いまくっていたんだな。
三人も子供を産ませ、育てた体なんだ。
そうしたのも私なんだな~。
倦怠期みたいなのはあまりありませんでした。
性欲は旺盛な方なのか、とにかくやりたいとなったら妻を求めてました。
妻も体調不良や疲れ、それ以外は拒むことは、ほとんどありませんでした。
三十年か~。
『お父さん、どうしたの?』
『え?』
『見てるだけで良いの?』
『あ!いやいや(笑)』
私はそっと、妻の体に、私の体を重ねました。
妻の髪を触りながらキスしました。
『三十年だぞ、おい』
『そうね。初めてしたのが私の誕生日のちょっと前でしたもんね?』
あぁ妻も覚えていたんだなと思いました。
数回キスをして、横に崩れた両乳房を持ち上げ、あの頃は肌色みたいな乳首だったな~などと思いながら、茶褐色の乳首を口にしました。
不思議だ、何故飽きないんだろう、乳首を口にされ、妻の僅かな声に、私の性器は反応してしまうのです。
やがて妻は私の性器を口に、私も妻の性器を口に、お互いの準備が整い。
『合体!(笑)』
まだ生理の上がらない妻の顔を、私は精液で汚すのです。
今まで何回汚されてきたのか。
しみじみ三十年でした。