夫婦のSEX・夫婦の営み

今から35年前、俺は東京でカメラマンのアシスタントをしながら荒んだ生活をしていた。
ニコンＦ３に憧れつつも高くて買えず、ニコンＦＭで修行をしていた。
まだフィルムカメラの時代、しかもオートフォーカスカメラも無い時代なので、素人が綺麗な写真を撮影するのが難しかったから、カメラマンのアシスタントだけでは食って行けず、セミプロの俺で足りる撮影のアルバイトもしていた。
衣料店の広告の撮影はまだマシな方で、エロ本の撮影などもやっていた。
ある時、エロ本編集者から大至急で闇アルバイトの要請があって、バイト料が良かったから引き受けたのが裏本撮影だった。
予定していたカメラマンがバイクで事故って骨折したとかで、緊急要請だった。
俺にしてみれば、エロ本だろうが裏本だろうが、撮影する時はどちらも丸見えなので何ら変わらなかったが、裏本チームの撮影隊のガラは悪かった。

やってきたモデルは、可愛らしい聖子ちゃんカットのモデルだった。
とても純情そうで、一見、20歳前後のように可愛かったが、よく見るともう少し上に感じた。
男優に着衣を一枚一枚脱がされていく場面を撮影、ついには後ろからマンコを思い切り広げられた恰好にされる。
縦長で、マンビラが薄めの綺麗なピンクマンコだった。
もっと若くて、セーラー服コスプレで撮影してたエロ本モデルを何人も撮影してきたが、可愛い顔に相応しくない青紫やドドメ色のマンビラが多かったから、思わず、
「綺麗なオマンコですね～」
と言ったら、撮影の指揮を取っていた監督が、
「エロ本はヤリマンの黒マンコでも黒塗りされちまうからいいが、裏本はそうはいかねえ。顔もマンコも良い女を探さねえとな・・・」
なるほどと思った。

軽めのフェラの後、後ろからぶっといチンポをズブリと入れられて「アアンッ！」の表情。
足を広げられて結合部を丸出しにしたり、騎乗位で大股開いたりと、可愛い顔に似合わず大胆なシーンを要求され、俺は全体と結合部をそれぞれ何枚も撮影した。
監督もズボンを下ろして参戦すると、モデルは２本のチンポをしゃぶる淫乱を発揮。
純情なカワイコちゃんが、上下の穴をチンポで塞がれたかなり卑猥な構図を様々な角度から撮影した。
フィニッシュは正常位で激しいピストン、男に突かれて揺れる女体を表現しようと、絞り込んでシャッタースピードを落として撮影したが、そのショットは完成した裏本では採用されてなかった。
ブチュブチュと愛液の音を立てながら、演技ではなく本気で感じているモデルのお腹に射精。

これが俺にとって最初で最後の裏本撮影だった。
俺は、それ程若くなさそうだが純情そうで可愛いそのモデルに、自分の連絡先を書いたメモを渡して、ヌードモデルをお願いして、彼女が24歳だと知った。
その後、それほど高くないギャラで何度かヌード撮影をさせてもらった。
裏本のような猥褻は封印して、嫁入り前の純情娘が恥じらいながら見せるエロスを切り取った。
そして、親しくなるにつれて明るみになった彼女の過去で、彼女が親の借金で裏社会へ売られて裏本モデルをさせられたことを知った。
今思えば、裏本に出るほどの借金ではなかったが、当時はどうしようもなかったのだろう。
恋人とは別れ、親とも絶縁し、一人東京で暮らしていた。
俺は、そんな彼女に惚れていった。

一人息子だった俺は、田舎の両親から帰って来て家業を継げと言われていた。
俺は、彼女に求婚して、一緒に田舎へ来てくれないかと言った。
俺29歳、彼女26歳で結婚して俺の田舎へ戻った。
裏本などというものの存在さえ知らない両親は、純情そうな女房を見て可愛い嫁だとたいそう喜んだ。
早速子作りを初めて長女が誕生した頃、バブルが始まり、実家で持っていた新国道沿いの田畑が高値で売れて店を改装した。
やがて長男も生まれて、幸せな日々を過ごしてきた。

今年俺は62歳、女房は59歳、すっかり真っ黒けのマンビラだが今でも女房を抱く。
長女は嫁ぎ、店は長男夫婦が仕切って俺は手伝い程度になっている。
最近、ネットで35年前の女房の裏本を見つけた。
24歳の女房がその綺麗な身体を晒し、美しいマンビラをめくられ、チンポを捻じ込まれていた。
自分が撮影した女房の卑猥な姦淫写真を見て、この時、女房がどんな気持ちで痴態を撮影されていたのかを考えたら、胸が苦しくなった。
あの頃は、裏本なんていずれ忘れられると思っていたのに、その後デジタルの時代がやってきて、永遠に若かりし女房の痴態が残されることに切なくなった。