山間の温泉地にある和風の宿のロビーで、土産物を物色していたら、50過ぎのご婦人とぶつかった。
「あっ、すみません・・・あれ?もしかして・・・」
「あら・・・あなたじゃない・・・」
離婚して20年ぶりの再会だった。
「私は同級会で来てるんだけど、あなたは仕事?」
「ああ・・・そうだ、後で部屋に来ないか?積もる話もあるしな。」
20年前、俺35歳、元妻32歳で離婚した。
元妻は、県庁所在地を離れて田舎に行くのが嫌だったので、俺が単身赴任したのが間違いで、それぞれが不倫してしまった。
俺は赴任先で8歳年下の田舎の純朴OLに淫らを仕込み、元妻は高校の同級生とW不倫した。
そのまま何事もなく清算できれば良かったが、元妻が妊娠してしまったために修羅場となり離婚、元妻は同じく離婚となった高校の同級生と再婚し、出産した。
俺と元妻の娘は俺が引き取り、赴任先で淫乱三昧してたOLが仕事を辞めて俺についてきて再婚しいきなり一児の母となり、再婚直後に妊娠して二児の母となった。
それ以来、20年間音沙汰なしだった。
元妻が俺のは屋を訪ねてきたのは、元妻たちの同級会の宴会が終わった夜8時半だった。
ハイボールを飲みながら、懐かしい昔話をして、離婚後の生活を話し合い、昨年娘が結婚したことを告げた。
「そう、あの子去年嫁いだの。」
「知らせるかどうか迷ったんだが、お前がどこにいるかもわからなかったしな。」
「いいわよ。どうせ私の顔見ても、分かんないだろうし・・・あなたの部屋、洒落たお風呂ついてるのね。」
「入るか?一緒に。」
「何言ってるのよ。」
「20年ぶりにさ、ちゃんとお別れしてなかっただろ?」
俺が先に湯に浸かってると、元妻が裸で浴室に入って来た。
木桶で湯を汲んでひとかけして、湯に浸かって来た。
その時、ドドメ色に変色した恥裂が目の前で捩じれて恥唇がはみ出し、思わずフル勃起した。
「お前、旦那さんとた今もヤッテるのか?」
「そりゃあ夫婦だもの、たまにね・・・あなたは?もう元気になってるようだけど・・・」
「夫婦だから、ヤッてるよ。」
そう言って、元妻の乳房を揉んでみた。
「アアン・・・」
抱き寄せてキスして、湯船に腰掛けさせて挿入した。
唇をむさぼり合いながら腰を振ってると、湯がポチャンポチャンと波打った。
「アッ、アアッ・・・イイ・・・ねえ、ちゃんとお布団で・・・」
布団に戻り、元妻のヌルヌルのドドメ色の恥唇をめくって、恥豆をしゃぶった。
「アア・・・凄く感じる・・・」
そして懐かしいフェラ・・・チュパチュパと亀頭を舐る。
生のまま入れた。
抱き合って、舌を絡めて20年ぶりに愛し合った。
「俺達、年取ったな・・・」
「アアッ・・・そ、そうね・・・」
「お前・・・幸せになれよ・・・」
「うん・・・あなたもね・・・アアァアアアアァアァァ・・・」
「俺、イキそうだ・・・」
「出して・・・大丈夫だから中に出して~」
ドックンドクドク・・・元妻の中にたっぷり出した。
ドドメ色の恥唇を精液が流れ出て、俺はその様子を眺めながらティッシュで元妻の恥穴を拭いてやった。
元妻はもう一度風呂で汗と精液を洗い流して、
「私、もう行くわ。みんなが心配するから。」
「ああ、そうだな。なんだか、やっとまともなお別れができたような気がするよ。」
「そうね・・・単身赴任で離れたまま離婚したからね。私も、ちゃんとさようならができたような気がする。じゃあ、お元気で。」
「ああ、お前もな。このままお互い、連絡先を知らないまま、別れよう。」
「ええ、その方がいいわね。さようなら。」
「さようなら・・・」
きっと、元妻と会うのは、元妻の姿を見るのは、これが最後なんだろうなと思った。
もう、二度と会うことのない元妻と、元夫婦としての最後の営みは、元夫婦とは言え不倫だった。
後ろめたさと、元妻に対する愛の残り火を燃やした後の寂しさが入り混じった。
翌朝、朝食を食べ終えて部屋に戻るとき、元妻たちの一行が宿を出るところだった。
元妻の姿を探すと、目が合った。
ニコッと笑って、軽く手をあげた。
俺も手を挙げて、軽く振った。
元妻がバスに向かって歩いて行く後ろ姿をじっと見送った。
「さようなら・・・」
そう呟いたら、目頭が熱くなった。
俺は20年も前に別れた元妻に、何を想って涙ぐんだのか、今も分かっていない。