私には34歳になる妻と二人の子供がいます。
今年の正月、同級生が計画した夜行一泊半のスキーにメンバーが足りないの
で参加して欲しいと誘われ、妻と参加する事になりました。
例年ですと同級生の会社の仲間男女7~8人で行く予定だったのらしいので
すが、今年は景気が影響してか、幹事の同級生とその後輩の二人だけしか参
加しないとの事。結局私達夫婦と四人で行くことになりました。
毎年彼からの誘いはありましたが、私はスキーが出来ず行っても宿近辺の温
泉めぐりしかできません。
反対に妻は雪国育ちなのでスキーは得意で滑りに行きたがっていたのも知っ
ていましたので、今回は友人が
困っていると言うこともあり参加しました。
宿は男女別に二部屋予約してありました。正月の稼ぎ時に一部屋に二人では
宿にも大変な迷惑が掛かるのでは?と思いましたが、と言って一部屋に四人
もさすがに・・・。(メンバーが足りないのであるから、当然彼の奥さんも参加
するだろうと私も妻も思っておりました・・・。)
妻と彼は勿論面識もあり彼の妻とも顔見知りです。しかし、彼の後輩は私も
初対面ですし、なにより男三人の中に妻一人だけというのもやはり抵抗があ
りました。
彼はどうするつもりなのか?移動する車内で考えてはおりましたが、結局宿
の好意で(毎年使っているお蔭か?)二部屋使ってもいいと言う事になりま
した。
後で妻に聞くと、別に一部屋でも構わなかったとの事でしたが取り敢えずは
一安心しました。
夜中に宿に到着して仮眠と朝食を取ったあと妻たちはゲレンデに出掛けまし
た。
私はスキーが苦手なので温泉めぐりとし、途中まで一緒に歩きましたが外湯
を見つけ別行動としました。
夕方、早めに妻たちが帰ってきました。久しぶりだったせいか妻が疲れたら
しく、早めに戻って来たとの
事でした。私が夕食前に宿の温泉に入っていると、同級生の後輩君が入って
きました。
そこでは、今回参加した理由とか、当たり障りの無い話をしましたが、私か
ら妻が足手まといにならなかったか聞くと、彼のテンションが急に上がり妻
の話に一人で盛り上がってる感じでした。
いくら、先輩の友人の奥さんで唯一の女性参加者でもそんなに持ち上げなく
ても良さそうなのに・・・。
そう思いましたが、自分の奥さんを褒められて悪い気はしません。結局彼の
話に付き合う事となりました。
一般的に見て私の妻は美人でもありませんし、スタイルが良いわけでもあり
ません。ただ愛想が良くて明るい雰囲気が取り柄なだけです。
部屋に戻ると私達の部屋の前にスリッパが二つ。部屋には同級生が来ていて
妻と二人で談笑しておりました。妻が他の男と二人でいても、別に怪しい感
じもしなかったので気にもしませんでしたが、後日妻に聞くと、またスキー
に行こうと誘われたそうです。「旦那がスキーは出来ないから・・・。」そう言
うと彼は「旦那が来なくてもいいでしょ?」と言ったそうです。
これは未だに彼から直接「奥さん誘っても良いか?」と言われておりませ
ん。
妻達が風呂から出てきて夕食になりました。
私と妻が横に並び妻の向かいには後輩君が座りました。酒も入り話しが盛り
上がっていく中、少しずつ話の節々に後輩君の目が妻に向かっている事に気
付きました。良く見ると妻の視線も後輩君に向けられている気がします。そ
んな雰囲気はなんとも複雑な心境でしたが、酒の席でもあるし今後、後輩君
と接点は無いと思いましたので、気にはしませんでした。
食事が終わり、部屋に戻るとしばらくして彼らが遊びにきました。普通にカ
ードゲームなどをやっておりましたが、そこでも彼らの意識は妻に向いてい
る気がしました。
この時でしょうか・・・?私の中に眠っていた特異な性癖が芽生えたのは。前屈
みになった妻の胸元に彼らの視線が集中し、妻の体に興味を向ける目が異常
に私を興奮させました。「妻の体を他人に晒す快感」をはっきりした意識で
確認してしまいました。
そんな事を考えているうちに次第に妄想は膨らんでいきました。
罰ゲームで妻が裸になったりしないかと・・・。でもさすがに私の前ではそれは
難しいだろうなとも思いました。
ならば、私が途中で部屋を出て行き、三人だけにしてみるとか・・・。妄想は勝
手に膨らみましたが現実は何も起こらず彼らは部屋に戻っていきました。
彼らが部屋に帰った後、ようやく妻に今日の出来事をゆっくり聞く事ができ
ました。
ゲレンデでは必ずどちらかがエスコートしてくれた事。宿には家族風呂があ
り四人で入ろうと誘われた事。
久しぶりに男性からもてなされたせいか楽しそうに話す妻に私は軽い嫉妬も
覚えました。
布団に入り彼らの視線の事を話すと妻は十分自覚しておりました。妻も自分
が見られているのがはっきり判ったそうです。
妻もいつもと違う興奮を覚えたのか、いつもに増して激しく求めてきまし
た。もしかしたら、襖一枚向こうの彼らにも妻の声が聞こえたのかも知れま
せん。
翌日彼らは半日だけ滑りに行きました。
三人の出掛ける姿を見ると男二人で妻を挟んで口説いているような雰囲気さ
え感じられました。
ゲレンデでは昨日に増して、アプローチが激しかったそうです。
これも後日妻から聞いたのですが、同級生がアドレスを聞いてきたたそうで
すが、そこは上手く誤魔化したと言っておりました。
スキーから帰ってきてあの興奮が忘れられず、なんとか妻を彼らと出掛けさ
せたいと思っているのですが、自然な形で行かせる方法はないでしょうか?
ちなみに、妻の好みから言うと同級生には全く興味が無く、後輩君の方がま
だ良いと言っておりました。