妻と少年を、ある公園で引き合わせた。
躊躇う妻を説得し少年に連絡、約束の時間に妻を公園の中に送り出し、私は距離を起き様子を見る。
公園の案内板の直ぐ横のベンチを指定した、そこには既に少年が居た、妻が案内板の前に立ち見上げて居ると、少年は戸惑った様子で妻の方に視線を送って居る。
少年は携帯を開き、妻の写メールを確認したのだろう、携帯を手にしたまま立ち上がり妻に近づく。
会話は聞こえないが、妻は軽く会釈をし少年は深々と頭を下げて居る、暫く立ち話しをした後にベンチに並んで腰を下ろした。
遠目に見て居ても何となく、ぎこちない雰囲気で会話が進んでない様子。
少年にしてみたら多分、自分の母親よりも歳上の妻‥妻はこんな経験は初めてで(多分?)ましてや私達の子供より遥かに若い少年を前にして戸惑ってる様子。
妻の携帯で少年と出会い数ヶ月、最初は母子の様な会話から次第に内容は性の話しに‥そして今を向かえて居る。
少年の心中には妻とのセックスを‥との望みが充満している筈。
妻の方も私とのセックス以下に満足してみたいと言う願望があり、今日に至っていた。
しかし現実には妻も、簡単には決心が付かずに、私が妻を説得して出会いサイトで相手を探してみた、二人で選んだ相手が今ベンチに座っている少年だった。
一時間近く経とうとした頃に、やっとリラックスしたのだろうか、二人の会話に身振り手振りが加わり時折、妻も口元に手を置き笑う仕草(妻の癖)
その内に座ったまま少年は妻に近づき、様子を見守ると二人の僅かな隙間で少年の手が妻の手を握っている。
真剣な表情で妻を見る少年、僅かながら伏せ目がちに俯く妻。
暫くして妻が先に立ち上がり、続く様に少年も立ち上がる、私は離れた所で確認をすると公園の外に出てタクシーを拾い家に帰る。
公園の駐車場に停めた車で妻は少年を乗せて家に帰る手筈に成って居る。
自宅は築五十年を過ぎた古い家で、街中に在るにも拘わらず若干の庭に周りは垣根に囲まれ小さな母屋に渡り廊下で離れ家がある。
簡単な茶室造りに成っていて明かり取りの高窓と床の間の脇に床から僅かな高さに明かり取りの格子状の窓がある。
先に家に着いた私は妻の帰りを待つ、2~30分遅れて車庫に車を入れる音が、私は居間の隣の部屋で息を殺し潜む。
今から起こりえるだろう光景に私の気持ちは淫靡に高鳴り始める。