夫婦ってなんだろ?
そんなことを考察してみる。
結婚後、十数年もたてば、お互いがほとんど空気。
レスではないが、一歩手前で、すること自体が辛くなってくる。
向こうも愛情がないとか、手抜きとか、そんなんばっか言われてする意味なし。
かといって愛情がゼロじゃないから、別れる気もない。
愛情って言っても、恋愛感情じゃなくて、家族愛だけどね。
この先どうなるんだ?
てなことを、仲の良い旦那と、昼間から焼き肉やりながらしゃべってた。
取りあえずカミさんたちは、まだ女盛り。
それほど見事なブスでもなければ、イベリコってわけでもない。
缶ビール煽りながら、眺めてたのは、互いのカミさんのけつ。
酔った勢いそのまんま。
二人を呼んで、言ってみた。
ばっかじゃないの?
しごく当然の答えが返ってきたわけだが、こっちは妄想全開120%だから、怯むはずもない。
すっかり夜中になった頃に、ちょっくらタバコ買ってくるわと外出。
向かった先は、相手のお宅。
途中ですれ違った車には、向こうの旦那。
前振りはしてあっただけに、あきらめてくれんのも早かった。
俺が玄関先に立ってたら、驚いてたけど苦笑いしながら、家の中に上げてくれたもんな。
どっちも子供たちは2階で寝てるから、1階でズコバコ。
向こうもまったく同じだったのは、笑ったけど。
それからというもの、週末の金曜の夜は、夫婦交換。
酒の支度までして、待っててくれるようになったわ。
今じゃ、俺のケータイには、向こうの嫁さんのメールばかり。
カミさんのケータイには、向こうの旦那のメールばっか。
旦那同士で顔を合わせれば、なんであの嫁に飽きちゃったわけ?と、首をひねりたくなるくらい、互いの嫁さんを褒めちぎる。
とにかく、可愛がってくれる奴に女はなつくから、ほとんど恋人気分で、至れり尽くせりのサービス全開。
嫁さん同士が競い合っているようなところもあって、こっちは王様状態。
イヤー、こんな素晴らしいお遊びがあったなんて。
夫婦交換って、いいもんですわ。
子供たちさえいなきゃ、そのまんま住み着きたくなるくらいだもん。