もう7年も前の話です…
当時、僕は41。妻は44歳でした。子供はいなかったけど、なんの変哲もない。どこにでもいるような普通の仲良し夫婦…でも僕にはずっと胸の奥に大切な妻を寝取られたいという…身勝手な願望があったんです。
僕が40の時です。ついに妻にそのことを打ち明けました…もちろん妻からの返事は「馬鹿じゃないの?」という、妻としては至極真っ当な答えか返ってきました。
まぁ…当たり前ですよね…そんな事なかなか理解出来る事ではないです。ただでさえそうなのに、真面目な性格の妻がそんな事受け入れるはずがありません…当然の結果でした…
妻にそう言われたにも関わらず…僕の気持ちはさらに寝取られへの欲望が高まっていきました。
お酒に酔ってる時、夫婦でエッチをしてる時、なんとなくその話題を妻に投げかけては断られる日々が一年ほど続いたある日…本当に突然、原因もわからないのに、僕はEDになってしまったんです。大好きな妻の身体を見ても全く反応しなくなってしまい…夫婦の夜の営みも何度も失敗してしまいました。妻は「気にしなくて大丈夫だよ。突然なったんだからまた突然治るかもよ?」なんて笑ってましたが…その優しさで逆に妻への申し訳ない気持ちが強くなってしまいました…
そんな状況の中…立たないくせに性欲だけはしっかりあるモノで…そんな時は寝取られ系の動画を一人で見る日々でした。不思議とそんな時は完全にとまではいかないにせよ、少しだけあそこが反応してくれました。
EDになって3カ月ほどした時
僕は真剣な顔で妻に伝えました…僕が満足させてあげれないから…他の人に満足させてもらうってのは…ダメかな?もちろん浮気とかではなくて…割り切って…その為だけって関係で…
今までと違う真剣な感じに妻も何か感じたのか…
いつものような、笑って茶化したような「馬鹿じゃないの?」ってセリフが返ってきませんでした。
そして優しく…微笑みながら…僕の目を見て
「本当に、大丈夫だよ。気にしないで!きっとまた出来るようになるからさ笑」
わかってます。妻がこういう優しい性格なのは…だからこそ今の状況を考えたら…妻だけでも気持ち良くなって欲しい…そう思ってしまいました。
いえ…綺麗事かもしれませんね。そんな大義名分があれば、妻もしてくれるんじゃないか?
そう思う気持ちがなかったとは言い切れません…
でも妻を想う気持ちと、妻を寝取られたいという相反するような気持ちが心の中で渦巻いてたのは事実でした。
妻のそんな言葉が終わるか終わらないかのタイミングで被せるように言います。
「うん…わかってる。でも本気でそう思ってるんだよ。実はさ…そういう動画とか見てたら少しだけだけど反応したんだよ…もしかしたら実際そういう経験を見たら…その…また由貴と出来るようになるかな?って思っちゃって…
なんて…ごめん。自分勝手だよね…ごめん…」
少し沈黙がありました。気まずい沈黙…今まで冗談めいて言ってた雰囲気とはまるで違います。
「本当に、、いいの?嫌じゃないの?私が他の人としても、、」
予想外の言葉で耳を疑いました。もしかして…本当にしてくれるのかな…頭の中をぐるぐるそんな事が巡ってました。
「う、うん…してほしい…何より早く治して由貴とまたしたい…」
本音です。本当に妻が好きな気持ちに嘘はありません。
また沈黙
時間にしたら僅かな時間だったはずなのに、人生の分岐点になるかのような…そんな長さに感じました。自分の心臓の音が聞こえたのをはっきり覚えてます。
「わかった…頑張ってみる」
え…
一気に時間が動き出したような感覚。
いやいや…聞き間違い!?
妻の言葉が信じられません。
「本当に!?だいじょう…ぶ?」
素の言葉が口から出てしまいました。
まずい、せっかく妻が言ってくれたのにまた気持ちを揺るがすような事を…ああ…
そんな考えか頭をよぎった瞬間
「…うん…でも本当に…目的はあなたが治るためだからね…私もまたしたいし…」
その言葉を聞いて思わず抱きしめてしまいました。本当にこの人が妻で良かったと…本当に思いました。
ここから…僕ら夫婦の寝取られ体験が始まっていきました。