先日、30年ほど前に暮らした土地に出張があった。
4日間の滞在だったので、空き時間で過去を懐かしんだ。
その当時俺は結婚して2年目、奮発してマンション買って半年が
経過していた。
共働きだった妻の帰りが徐々に遅くなっていた。
ある平日の昼間、自宅近くに居たので昼飯でもと思い
自宅へ向かった。
玄関の鍵を開けた瞬間、異様な雰囲気を感じ取った。
男物の靴、かすかな喘ぎ声。
完璧に寝取られの空間であった。
寝室までの導線、脱いだ順に通路に服や下着が散乱していた。
冷静に「シャワーも浴びず交わったか…」と思ってしまった。
まだ携帯電話にカメラ機能も無い時代。
証拠を残すため、仕事用のカメラを社用車に取りに行き
主戦場へ忍び足で向かった。
ドアを開けた瞬間、妻がこちらをみてバックで突かれている。
相手の男性の顔もバッチリ移るアングルで、言い訳もできない
奇跡の1枚が撮れた。
夢中で連射したので落ち着くまでに70枚ぐらいを撮影していたが
奇跡の1枚はAVのパッケージに即採用されるぐらいの
レベルだったと思う。
相手は妻の会社の社長の息子であった。
妻の務めていた会社は、従業員500名超えのそこそこの
企業だったので、親を絡めて1か月以内に貰うものもらってさっさと離婚した。
ただ、相手の弁護士いわく「あの写真1枚で3000万の価値がある」
とお褒めを頂いたのは今でも忘れない。