いやー忙しくてすっかり間隔が開いてしまいました。
あれからいろいろありまして、息子の機転で面白い展開になりました。
少し長くなります。
5月に息子から連絡があり
「お父さんに会わせたい人がいる」
と言われ、急遽親子交流の場を設けることに。
待ち合わせの場所に行ってみると、息子と、見慣れた顔の女(元カノ)と……あとその男の人誰?という知らない男性(多分30代、痩せ型、自信なさそう)が待ち構えていました。
こちらから息子に「よう」と挨拶。
息子は「おはよー」とニコニコ返事。
元カノは複雑そうなちょっと嬉しいような表情で無言。
同伴の男性もなんだか複雑そうな困り顔で無言。
息子から同伴している二人の紹介。「この女性は自分の生活のパートナーで◯◯さん。このまえお父さんに話した人だよ。お父さんと面識あるって知らなかったけど、そのことも含めて全部承知のうえで仲良くしてる人」
30代痩せ型の男性に向きなおり
「こっちの男性はこれから先◯◯さんの書面上の夫になってもらう人。お父さんならこの意味がもう分かったんじゃないかと思う」
書面上の夫。この一言でだいたいの流れを察しました。
一応息子の口から全部話を聴こうと思い
「息子よ、一応お前の口から説明してくれんかね?」
と促すと、息子は手帳を広げて以下のように時系列を紙に書きながら説明してくれました。
4月末、元カノが寝言で私の名前を言ってしまったことが全ての始まり。
息子のセックスはかなり激しいそうで、元カノだけセックス前に大量に飲酒させられ、毎回イクたびに潮を吹いて失神しかけているそうで、その日はとうとう朝方気絶させられて息子の横で半目で寝ていたそうです。
しばらくしたら元カノが『寝取られ父(実際には私の本名)さん…』と寝言を言ったそうです。
私の下の名前は古めかしい感じで結構特徴的で、起きた元カノに息子が
「寝言でうちの父親の名前言ってなかった?あの名前の人そうそういないでしょ」
と問いかけたところ全部白状したそうです。
この白状について元カノが補足説明するには、もともと私か息子かどちらかの子種がもらえればそれで良かったそうで、これで息子との関係が終わるとしても最悪私との関係が残ればそれで良かったと。
息子は最初はかなり戸惑ったようですが、それでも流石は私の息子。
『父親のセフレを孕ませるのってなかなか経験できないよね』
と、事態をかなりポジティブにとらえたようで、元カノとの関係継続を了承したそうです。
しばらくして5月に入り元カノがこのことを私に話したいと言い出したため、息子は
『この女もしかして僕と結婚したいのかな?』
と思ったそうです。
息子は元カノのことはそこまで好きではなかったので彼女にもしてこなかったつもりだったと。
このクソビッチに結婚とか言い出されたら困ると思い、この時再度お互いの意思について再確認。
元カノは息子に恋愛対象として見られていないことには既に気付いていて、当初の予定通り一人で産んで育てるつもりだったとのことでしたが、息子が『せっかくだから戸籍上の父親を作って産んだ子をきちんと育ててほしい。元セフレのドM男性とかいないの?寝取られて喜ぶような人。うちの父さん以外で』と提案。
つまり元カノを無理やりどこかの馬の骨と戸籍上の夫婦にしてしまい、息子の子を育てさせようということのようでした。
元カノはかなり冷静で『戸籍が汚れるのは別に構わない。(結婚する相手からの)経済的な援助が得られるなら他人との結婚も悪くない』と思ったとのこと。
5月下旬には元カノの過去の男性関係から今回の同伴の男性に白羽の矢が立ち、全て話したうえで寝取られマゾ夫としてこの状況に参加させることに成功。
(純粋にここが凄いと思います)
最後は同伴男性の意見が聞かれるべきところですが、彼には発言権は無いらしく、完全に無視されており、一言も発することなく説明は終了。
私は最後まで彼の名前すら分からないままでした。
息子が「お父さんはどう思う?遺伝子上の孫が戸籍上は全くの他人になってしまう訳だけど」と懸念事項について質問してきました。
「息子よ、どうせお前は10年くらいしたらちゃんとした嫁さん見つけて結婚できるだろ。だったらそんなに気にする必要は無いんじゃないか。お前の好きにして良い」
と伝えておきました。
元カノも特に異議なしとのことで、話し合いは終わりました。
息子は元カノのことをまだまだ何回も孕ませる気のようで
「妊娠したらこの男と籍入れとけよ」
と命令していました。
元カノの
『はいッ!御主人様!♥』
というピンク色の返事が印象的でした。
息子は私にも元カノを孕ませてほしいそうです。元カノにこのことを問うと
『自分もあなたとの子を産みたい。御主人様(←息子のこと)の次にね。大旦那さま』
と言ってくれました。
大旦那さま。
息子が呼べと言ったのかは分かりませんが、言われてみるといい気分でした。
元カノは経済的、心理的に比較的安定した状態で妊娠出産育児ができることを喜び、息子はこの状況に純粋に楽しさを見出し、名前のわからない男性さんはマゾの喜びを一生享受でき、私は息子の女になった元カノを息子と交代で孕ませる楽しみを得、全方位ハッピーという結果となりました。
6月に入り、元カノが妊娠した旨、元カノ本人から連絡がありました。
7週目だそうです。
あの名前のわからない男性との婚姻届はすでに役所に提出されたそうです。
結局なんて名前の人だったんでしょうね。
元カノいわく、息子が
「別に流れても構わんだろ」
と安定期前なのに激しいセックスをしてくるので困っているそうです。
私からは孕み袋になっても体型だけは崩すなと伝えておきました。
おしまい