嫁と知り合ったのは、私が36歳・嫁が26歳の時でした。
会う時は、嫁が働く飲み屋に出向いた時だけでした。
店で会う様になり自然と店の女の子からも付き合えばなどと
冗談混じりで勧められていました。店のママも客の私と交際
する事には何も言いませんでした。それどころか、「いい子だから
大事にしてあげてよ。」と、忠告するかのように言っていました。
ただ、当時の嫁は少し私の好みの顔ではありませんでした。
簡単に言えば、決して綺麗というか美人でも無く少し残念だと
思ってしまう私でした。その他は、愛嬌もあり性格も良い子だと
いう印象はありました。店に行くと必ず先に私の座るカウンター
前に付くようになっていました。周りの人たちが付き合わせようと
しているのも感じるようになり、休みの日に初めて食事デートを
しました。数回、色んなデートを繰り返し男女の関係になりました。
男女の関係になった時です。私の中で少し真剣に考えようと言う
気持ちが湧いてきました。理由1は、その年で処女で有った事。
2は、由香を抱いた時の体臭でした。人それぞれだと思いますが、
私にはアロマ効果的な香りでした。(今も変わりません)
3は、関係を重ねる内に由香の感じる仕草や声も好きになって
いました。どうしても顔だけは、少しの妥協をするしかありません
でしたが、由香を嫁にしました。結婚後、暫くは嫁も仕事を続けました。
由香の家族は、母子かていでしたが義母の調子が悪くなり実家で
義母の看病をすることに。残念な事ですが、容体が急変し亡くなられ
ました。話には聞いていましたが、親族周りも少なく家族層葬でした。
嫁の気持ちも落ち着く中、改めて夫婦生活がスタートしました。