年末年始のことです。
妻の実家が昨年空き家になりました。
その家の片付けや来客対応に、実家の近くに暮らす妻と離れた土地で所帯を持っている妻の兄が泊まり込みで行っていました。
僕は家が近いこともあって、仕事が終わった後缶ビールとかを買って妻の実家に様子を見に、妻の兄と久しぶりに飲もうと思い行ってみました。
着いたのは夜7時くらいです。
お酒好きな嫁はとっくに飲んでいる時間です。
しかし実の兄が一緒で、兄は妻ほどお酒が好きではないので、まだ飲まないでいるのかもと思い、玄関のドアを開けました。
玄関から入ってリビングの方に行くと誰もいません。リビングの電気とテレビ、こたつはついたままでした。テーブルの上には簡単な夕食の後と缶ビールとグラスがありました。
しかし、妻も兄もリビングにはいませんでした。
僕はリビングに荷物を置いて、表は寒かったのでトイレに行きました。
トイレの先はお風呂場です。お風呂は電気がついていて、そこから話し声が聞こえてきました。
僕は音を立てないように用を足すとトイレを流さないで出て、お風呂の方に行きました。
脱衣所の戸は開いていました。妻と兄の声が聞こえてきました。
僕は、子供の頃ならまだしも、50を過ぎて兄妹で風呂に入るか?と思い、でもそこで僕は聞き耳を立てていました。
お風呂場の磨りガラス越しにですが、洗い場で嫁と兄の姿が透けて見えました。
どうやら兄が妻を洗っているようで、妻の、「やだ、お兄ちゃん、どこ触ってるの?」「お兄ちゃん、もしかして硬くなってる?」とはしゃいだ声が聞こえてきて、兄の「うちではもうこんなこともないんだけど」と言うと、「お兄ちゃんはもうお義姉さんとはないの?うちはないけど」という嫁の声が聞こえてきました。
僕は、兄妹でいったい何をやってるんだと思い、怒鳴りこもうかと思った時、中から「お兄ちゃんの久しぶりだけど、やっぱり大きいね」と言う声と嫁が兄の咥えたような音が聞こえたきました。