私には小学校から高校まで同じ学校で、大学から社会人になっても仲が良かった親友の慎吾と言うがいました。
なぜ過去形と言うと慎吾は頭がよく活発な男でイケメン、その点私は頭が悪く消極的な性格だったのです。
だから彼女もなかなかできず常に慎吾が一歩リードしていて辛い目にもあいました。
高校の時一つ下の子で私の好きなタイプの子がいてラブレターを書き、自分で渡せないので慎吾に渡すように託しました。
すると1週間ほどでデートに漕ぎ着けてくれて二人で会いました。
その甲斐も会って2度目、3度目と続きそれでも私はうまく会話もできないばかりか手を握る勇気もなかったんです。
しかし、2週間が経って偶然にも慎吾と彼女が一緒に歩いているのを見てしまったんです。
二人は手を繋いでマクドへ行きそのあと建物の影でキスをしていたんです。
その時も慎吾の手は彼女の胸元から中へ入り彼女の胸をもんでいたのです。
それからは私と彼女が二人だけで会うことはありませんでした。
大学に入ってからは慎吾とは別々の大学で、慎吾は国公立の大学。
私は3流の大学で、常に慎吾の傍には彼女がいました。
ある日慎吾に呼び出され彼女を紹介してもらったのです。
とてもかわいい子で私には夢のような出来事でした。
デートの時は思いきって手を繋ぎ、1か月も経たないうちにキスもしました。
そして次にあったときに彼女からホテルに誘われ初体験をしました。
しかしセックスはそれ1回限りで、彼女が1か月経った頃に妊娠したと言ってきたのです。
産むのは無理、どうしても堕ろしたいと言い出しバイトで溜めたお金から彼女の手術費用を出しました。
しかし、彼女は手術が終わると大学を辞めて田舎に帰ってしまったのです。
あとから彼女の友人から聞いた話で、慎吾に紹介してもらう前は慎吾と付き合っていて何度もホテルに行ったり時には泊りで旅行にも行っていたらしいのです。
「あんた彼女にかもられたのよ。彼女のお腹の子供はたぶん慎吾の子供よ。あんたが全額手術費用を出したんでしょ、でも彼女で初体験させてもらったから良かったじゃない。」なんて言われてしまいました。
その時でも慎吾には女の影がいつもあっったのです。
大学を卒業すると慎吾は大手企業に入り、私は地元の中小企業で働きました。
慎吾の噂が入ってきた時私も慎吾も27歳で、慎吾は会社の専務に認められそこの娘と結婚をして出世街道をまっしぐら。
私はそれから3年後に地元のスナックの子と仲良くなり結婚をしました。
結婚をしても妻はスナックをやめず、私が時折行くと中年の男性とカラオケを歌ったあとキスをしているんです。
もちろん客自体私と彼女が結婚しているなんで知らなく店の方も隠していたんです。
それから10年後、慎吾が地元の企業の管理職として帰ってきたんです。
すぐに仲間内で歓迎会が始まり慎吾の奥さんも紹介してもらいました。
慎吾40歳、奥さん35歳で都会で育ったせいか垢抜けて美人だったのです。
その点うちの妻はまだスナックで働いていて分厚い化粧に休日にはすっぴんの顔、天と地獄でした。
しかしそれから2か月後、ひょんなことから慎吾の奥さんと出会うことになり、二人だけで飲みに行く仲になったのです。
話を聞いていると慎吾は仕事が忙しいらしく、全然奥さんの相手をしてくれないと愚痴を溢されついには二人でホテルに行く体の関係になってしまったんです。
その時私は初めて慎吾に勝ったような気分になってしまいました。
そして慎吾の奥さんを抱いているとき、「寝取ったぞ~~。」と心の中で叫んでいたんです。
奥さんとは週に2回会ってはホテルに行きセックスを重ねました。
しかしそれは長続きしなかったのです。
慎吾がおかしいと思い興信所に依頼して調べたのです。
結果私と奥さんの浮気がばれ、私は慎吾から訴えられてしまいました。
慰謝料を請求され妻にもばれて慰謝料をたっぷりと取られて離婚をしてしまったんです。
慎吾と奥さんも離婚話が進んでいたそうで、「お前それでいいのか。お前奥さんの父親のおかげでここまでのし上がってきたんだろ。」と聞くと、
「あいつの親父はもう定年になって会社を辞めている。もう力はないんだ。お前との浮気をきっかけに離婚するよ。あいつと一緒になりたかったらなってもいいぞ。俺の使い古した女房でよかったらな。妻には浮気をしたんだから財産分与はしなくて助かったよ。」そう言ってサッサと離婚してしまったんです。
地元では浮気をした私と慎吾の奥さんに非難が注がれ慎吾には温かい目が抜けられていたんです。
しかも2か月後には働いていた会社の社長の娘と婚約をしたそうなんです。
しかも慎吾40歳で社長の娘は20歳、スタイルも抜群で頭もよく大事に育てられていたようで、噂ではまだ処女だと言われているそうなんです。
くそ~、、、