交際期間中、そして結婚後も平穏な生活をしていたと思います。
新婚生活は、私が住んでいた借家に嫁が引っ越してくるかたちでした。
新婚生活が始まり暫くして、私達が住む借家の前に建っている空き家だった
借家にも住人が入居してきました。入居当日に挨拶に来たのは私より年配の
男性でした。容姿は、少し小太りでジャージにサンダルだったのでどんな
人物なのか未知数でした。 休みも明け仕事に向かう時に男性と遭遇しました。
挨拶に来た時とは違いスーツに黒い鞄を持った中年サラリーマン風の見出しでした。
軽く挨拶をかわしお互いが駐車場まで向かいました。男性の車は古い年期の入った
軽四でした。男性とは時々顔を合わす程度でこれといって気になる存在にもでも
ありませんでした。ある日の出来事でした。土曜日も私は仕事で、家に帰宅し
夕食を食べる時でした。「今日のお魚だけど、前に住んでいるAさんが釣れたからって
持って来てくれた。」私は、「そうなんだ。釣りね。」と簡単に話を終わらせてと思います。
夕食も済ませ私は軽く晩酌をしながら嫁はテレビを観ていました。すると嫁からAさんの事を
話してきました。「Aさんだけど、どこかの会社のサラリーマンかなって言ってたでしょ。
けど違うみたい。」「違うって?」嫁から聞いた話では、ようやく仕事が決まったみたいで
工場に努めているみたいでした。多分、私が見掛ていた時は職安や面接に向かっていたのでしょう。
しかし、そんな話題も私には直ぐに忘れてしまう程度の内容でした。
数ヶ月は経っていたと思います。その時から私と嫁の中で思ってもいなかった生活が、あるいは
「性活」と書いた方が正しいかもしれない事態になっていきました。