寝取られと言うか、浮気をされたと言うか、どちらにしても私の望み通りの展開でした。
私は38歳、自営業です。
ひろ美とは双方がバツイチで知り合い、もう8年も体の関係を続けています。別に誰としてもいいからね、と普段から言っていましたが、互いに飽きることなく月に3~4回はしています。
ところが、コロナが蔓延してからは会う機会が減り、3ヶ月ほど何も無い状態でした。
電話で話すことはありましたが、私の仕事の関係で極力会うことは避けていたんです。
ちょうど4月の中頃でした。
ひろ美から仕事の愚痴を聞いていました。食品の梱包のパートをしていたんですが、コロナの影響で仕事が減ってシフトがメチャクチャになったとのことでした。
みんなが時間を削られることになったのに、何故かひろ美一人だけ休業日の金曜日に出ることになったんです。たった2時間半だけですが部長と2人きりでの作業。
ひろ美への指名は部長からの一方的な要望だったそうです。
自分で言うのもお惚気になってしまいますが、39歳の熟れ頃のひろ美の体つきは男を誘う魅力に溢れていると思います。
それは、過剰で濃厚な色気ではなく、健康的で女性特有の柔らかさのある爽やかな色気。
たぶん、その部長も密かに惹かれてるに違いないと感じました。
聞くと、部長は45歳の妻子持ち。背が高くて見た目は普通とのことでした。
ひろ美はあくまで興味がないと言いたげでしたが、見た目が普通ってのにこだわるのは、逆に少しタイプってことの裏返しに思えました。
私はそこであえて男女を意識させることを言いました。
「工場に2人きりで仕事してれば色々触れ合うこともない?」
「部長にしてみればそこから何かを期待しちゃうんじゃない?
2人きりだもんね?」
ひろ美は絶対に間違いは起きないと言い切りましたが、潜在的に彼女の意識には残ったはずです。
自粛が明けて程なくしてからひろ美と会いました。
久しぶりに抱きました。
すると直ぐに気になることが…。
フェラが今までと何か違う。
動きも舐め方も全てが柔らかく、時おり荒い息づかいと微かな声。
唇に力を入れずに亀頭を含み、力の抜けた柔らかな舌が裏すじを這い回るように動く。
ペニス全体が柔らかに包まれ、今まで感じたことのない気持ちよさでした。
更に違うと感じたことがあります。
ひろ美の手が私のお尻を抱えたと思ったら、ひろ美の額が私の下腹部に押し付けられました。
ペニスが奥深くまで入り、亀頭の先がノドの奥に突き当りました。
そのまま柔らかな舌が竿に絡みつくように動きます。
今までここまで深くくわえてくれたことはありませんでした。
苦しそうなのに、鼻から色っぽい吐息が聞こえました。
「んふっ、んっ…ん…」
柔らかな口の中でペニスが溶けてしまうかのような快感でした。
そのまま出したいのをグッと我慢して、いつものように愛撫して、少し射精感が収まってから挿入しました。
ふだんはセックスの時は声を押し殺すように感じるひろ美ですが、その日は珍しく声を出して最後まで感じていました。
ひろ美を送った帰り道、私は明らかに何か普段と違うことが起きていることを勘ぐっていました。
そこで気づいたんですが、5月に入った頃から仕事の愚痴を聞かされることが格段に減っていました。
そこから私はある事を想像し、色々と妄想しました。
男なら誰でも同じでしょう。
続きます。