一年ほど前から、妻の浮気を観察しています。
相手は、ある雑貨屋の店主です。
妻は、様々なイベントで手作り作品を販売していますが、ほとんどは、その雑貨屋の企画・参画のイベントです。
場所は、デパートの催事場や、大型イベント会場などで、本来、参加はどこも抽選になっているようですが、妻は、肉体営業で参加を勝ち取っているようです。
妻の不貞に気付いたのは、去年の8月でした。
「可愛い下着できて」
妻がシャワー中に、ロックが解除されていた妻のスマホに届いたメッセージが気になってタップしてみると、LINEの画面が開きました。
「2日とも確保」
「どうもありがとう」
「こちらこそ」
「場所は?」
「場所、選びたい?」
「はい」
「じゃあ、もう1回ね」
「どういうこと?」
「もう1回させて」
「ずるい」
「ずるくない、剃ってきてって言ったのに」
「そんなの無理」
「じゃ、場所は抽選ね」
「何回もしたのにひどい」
「もう1回」
「どこでも好きな場所選ばせてくれる?」
「うん」
「いつ?」
「明日、朝8時にお店に来て」
「店?」
「12時まで誰も来ないから」
「お店でするの?」
「車の中でもいいよ?」
「お店でいい」
「じゃまた明日ね」
「はい」
「可愛い下着できて」
浮気は、結婚12年目で初めてのことです。
別の意味にも読める気がして、何度か読み返しましたが、別の意味であるはずがありません。
妻は、出店と引き換えに、男に抱かれていました。
妻がシャワーを終えた気配がして、反射的に画面を閉じました。
冷静を装いつつ、何か作戦を立てるつもりでしたが、気が動転してしまい、何をどう言えばいいのか、思いつきませんでした。
いつから、何回、抱かれているのか
泳がせて、証拠を集めたほうがいいのか
泳がせて、また男とセックスさせることに耐えられるのか
怒りよりも、不安が勝り、さらに不安よりも、興奮が勝っていました。
出店と引き換えに、妻が体を売っている
結局、妻に何も言えないまま翌日になり、妻を男のもとへ送り出しました。
それから、言いなりに男に体を弄ばれている妻の姿を想像して、1発、2発、3発と抜きました。
それは、昔はじめて射精した日のような、痛いほど強烈な刺激の射精でした。
その日から、妻と男の会話の覗き見が、最高の性欲処理になりました。
妻のスマホをロック解除できるようにして、LINEを毎日チェックするようになりました。
男は、妻をただのセフレにしたがっていて、何もなくても常に体を要求してきます。
でも妻のほうは、相応の見返りがないと、求めに応じない方針です。
一番の見返りは、やはり2~3ヵ月おきにあるイベント出店で、その時期になると、1日~数日おきに男の求めに応じて、抱かれるようになります。
以前は、男が中に出さない約束を破ると怒っていたのに、最近は、宣伝紙面の掲載と引き換えに、中に出させたりもします。
こんな関係でも、妻を許してやれているのは、男との会話の中で「愛しているのは夫だけ」と、2回書いてくれたから。
男とは、体で払っているだけの関係だからと、一線を引いてくれているのがわかったからです。
もちろん、夫の私ともレスではありません。
時々、一度くらい妻から男の体を求めるのを期待して、出掛ける前に指入れしたり、ローターで中途半端に刺激したりして、その後のLINEを楽しみにしていますが、今のところはまだ、妻から男を求めた様子はありません。
妻が聞き入れてくれるなら、パイパンにさせて、男の反応が見てみたいとも思う。
ただ最近は、少額の見返りでフェラやゴックンに応じたり、もうひと押しで男の言いなりにされてしまいそうで、そうなったら、この程度の嫉妬ではすまないと今から覚悟しています。