嫁と付き合うまでのプロローグです。
遊び人の悪友翔と毎週ナンパに繰り出してました。
明るく口が達者で気遣いができるショウと、自分でゆーのもなんですが、見た目と歌唱力が売りの自分とで、成功確率はいい感じでした。
毎週ナンパってゆーと、ちょっとチャラい感じの人物像を思い浮かべると思うけど、自分らはチャラいやつになりきれない普通のタイプです。
当然声かけるのも普通のタイプで、ワンナイトってゆーより、友達作り的な感じでした笑
ある日、いつものようにショウと繁華街に繰り出すと、「ヤバ!」と言ったと同時に走り出しました。
何!?って思ってると、走り出した先に、ヤンチャそうな上戸彩とちょっと細くした芸人のオカリナがいました。
以下彩ちゃん、オカリナ
上戸彩狙いやろーけど、ありゃヤンチャな子やろ。。。ちょっと俺らには無理ちゃうか?と思って近づいた時にはカラオケにGOでした。
まさかこの彩ちゃんが後に俺の嫁になるとは思いもしませんでした。
4人で近くのカラオケに向かってると、ショウが「頼むし彩ちゃん譲ってくれ!今日は俺が奢るから!」と懇願してきました。
「まーショウが1人でGETしたんやし、奢ってくれるんやったらええわ」と、ちと強がり。
だって彩ちゃんとオカリナは雲泥の差やからね。
それでも自分に今回は仕方がないと言い聞かせてました。
カラオケに着いて部屋に入ると、3人用のソファーがテーブルを挟んで対面置いてありました。
彩ちゃんが座って、その横に当然のようにショウが座った。
その次に俺が対面に座り、オカリナが隣に座ってきた。
「私でごめんねー!」と明るく笑顔で言うタイプだったので、ブサイクやけど、なんか憎めへんタイプやなぁーって悪い気はしなかった。
アルコールとつまみを注文して乾杯!
ショウが「彩ちゃんとオカリナってどーゆー関 係?」
「幼稚園から中学まで一緒やねん。高校は違うけど、ずっと連絡取り合ってて、社会人になってからよく遊んでる」と彩ちゃんが答えてました。
初めは4人で楽しく喋ってたけど、やっぱりこーゆーのって隣同士がペアになって喋るもんやね。
気付けばオカリナに好意を持たれてるのがヒシヒシと感じるようになってきた。
向かいの2人は雰囲気がいい感じで、俺らに聞こえへんように耳元でヒソヒソ話で楽しそうに笑い話をするようになってきた。
第一印象で彩ちゃん見た時に、ヤンチャそうな子やと思ったのは、胸元がパックリ開いた谷間が拝める薄茶色の服に、短い黒のタイトスカートで、アクセサリーと派手な化粧がエロいキャバ嬢に見えたから。
でも、話してると全然ヤンチャなタイプじゃなかったけどね。
ソファーと変わらない高さのテーブルだったから、ショウの話に夢中になってる彩ちゃんは、三角地帯も緩くなって、白色が見え隠れしてた。
ショウはショウで谷間をチラチラ見て、ボッキさせてるのが笑えてきた。
ショウが彩ちゃんのパンツを覗いてる俺に気付いて、
「カラオケ屋さんに来てるんやから、そろそろ歌わな怒られるんちゃう笑。タカめっちゃ上手いねんで!」と、妨害とも取れる行為。
その妨害があって、俺の気持ちがちょっとだけ彩ちゃんに向いてったんやと思う。
アカンて言われたらやりたくなるよーな感じ笑
オカリナが「この曲知ってる?知ってたら歌ってほしい!」って言ってきたけど、彩ちゃん振り向かせたくて、自分の持ち歌を歌いたいが為に、「知ってるけど聴かせられるレベルちゃうわ~ごめん!」とやんわり断り、好きな曲を歌ったら、彩ちゃんがじっくり聴いてくれて、気のせいか目がハートに見えた。
彩ちゃんの雰囲気察したのか、ショウが「この曲一緒に歌ってくれへん」「いいよ!知ってるし」
部屋の間取り的に1番奥にモニターがあって、彩ちゃん、ショウの順番で座ってたから、彩ちゃんがモニターの方を観たらショウは谷間見放題!
いい感じで良いも回ってきてるから、密着したり手を繋いだり、彩ちゃんも嫌がっては無い感じ。
さっきハートの目やったやん!って思いながら、その姿にちょっと嫉妬が芽生えてきた。
でも今回は譲るって約束したし、ちょっと頭冷やしにトイレに向かった。
用を足して鏡を見て、彩ちゃんはショウのもん!って言い聞かせて、部屋に戻ろうとトイレを出たら、彩ちゃんが下を向いて廊下の壁にもたれてた。
彩ちゃんがターゲットやったら、絶好のチャンスやったのに~と、また悔しさが再燃してきたけど、「トイレ混んでんの?」って普通に接した。
ハッとした顔で俺に気付き、笑顔で「待っててん。ちょっと喋りたいなぁーと思って。部屋やったら、タカくんと喋りににくくて。」
もーーーこれはごめんやで!ショウ!って心の中で謝り半分、ヨッシャー!が半分。いや8割ぐらいやったかな笑
彩ちゃんがいろいろ喋ってきたけど、「長いこと話してたら怪しまれるんちゃう?」って言って、LINE交換しました。
なんか勝ち誇った感じになってきて、彩ちゃんは俺のもん!って思ってた笑
俺が部屋に先に帰って、彩ちゃんが少ししてから戻ってきた。
「彩ちゃ~ん!待ってたよ~」って酔っ払いモードのショウが横に呼び寄せて、ハグしようとしたけど、「キャ~ッ!タカくんちょっと何とかして~」って助け求めて俺の隣に座って腕組んできた。
「ショウ!飲み過ぎやぞー!」ってやんわり口調で言ったけど、酔っ払いには聞く耳ないわ汗
部屋を出て行ってから雰囲気ちゃうって気付いたんかな?「えーなんか2人怪しいねんけどー」って酔いながらも的確に疑ってるやん!
オカリナもこーゆー事に慣れてるのか、ショウをなだめてるし。
譲るって約束が無かったら、俺も彩ちゃんにグイグイ行けんねんけどね。
「怪しく無いし~」ってはぐらかすぐらいしか出来ひんかった。
「ホンマに~?じゃー大人のゲームしよ!」
「えーどーせエッチなゲームちゃうん?」
彩ちゃんが笑いながら突っ込んでたんやけど、気のせいか嬉しそうな感じがした。
「エッチなゲームちゃうで!大人やから大丈夫なゲームや」って意味不明な事言ってる。。。
長い話やのに全然エロくなくてごめん!
これから期待に応えられると思うけど、需要ある?