結婚生活も20数年になる地方都市に住む仲の良い夫婦です。
大学生の一人息子がいますが関西の大学で一人暮らしをしています。
夫の私は47歳で地元企業に勤めるサラリーマンです。
妻の幸子は45歳で飲食店でパート勤めをしていました。
コロナ禍で私はテレワークになり妻の幸子のパート勤めもなくなり、幸子は退屈な日々を過ごしていました。
そんな妻の幸子が「ねえ、あなた私の実家が所有する空き家をリフォームして田舎暮らしをしない?」
と言うことで妻の実家の両親に頼んで空き家をリフォームして田舎暮らしを始めました。
妻の幸子は馴れ親しんだ故郷での田舎暮らしに大喜びでした。
私は仕事もテレワークなので田舎暮らしに満喫していました。
妻の実家は農家なので幸子は農作業を手伝いながらの田舎暮らしでした。
そんな田舎暮らしに幸子の友達等が集まって呑むようになりました。
私ももちろん参加して幸子の同級生や友達と親しく呑むようになりました。
いつも来るのは幸子の幼馴染で賢治と言う同級生でした。
そして女友達は紗代子と言う同級生でした。
呑みながら話題が誰と誰が付き合っていたとかの話題でした。
女友達の紗代子が「賢治と幸子は家が近所で仲が良かったけど付き合っていたんじゃあなかった?」
すると賢治が「おい、御主人の前で変なこと言うなよ」
女友達の紗代子が「良いじゃないの、結婚前の話しなんだからねえ御主人」と言って私の傍に来て「お酌をして」と言って私に抱き付いて呑み始めました。
妻の幸子が「紗代子って酒グセが悪いのね」
幼馴染の賢治が「旦那に女ができたみたいなんだ、だから最近は荒れちゃって」
幸子が「可哀想な紗代子、それより賢治は奥さんと上手くいってるの?」
賢治が「俺も離婚するかも知れないな、嫁は田舎暮らしが嫌みたいで別居状態なんだ。
俺が長男だと知って結婚したのにいざとなると田舎は嫌いだと言うしね」
幸子はちょっと心配そうにしていました。
つづきます。