嫁の実家から車で戻る間に嫁の思いを聞けました。
・健との事が無ければ今の現実には至っていない。
・健との出来事が無い状態で誘いに乗っていたら私との関係も
今のような状態では済まなかったと思う。
・それでも、いつか私に嫌われるのではないかと不安な気持ちもある。
・自分はこんな事をして、夫の私に対し私も別の女性と同じ事をされると
正直、勝手な言い分だけど嬉しくない。悲しい気持ちになる。
今のところ私も嫁と同じように別の女性との関係は頭の中にありません。
気持ちが通じているのは、愛する嫁が別の男性を受け入りる事
そして、愛する夫が居るのに他人棒を受け入れる事。そのことでお互いが
興奮してしまう関係で有るということです。
私は健との関係を聞きましたが「健君とはこれ以上は考えられないし
出来ればこのまま会うことなくお別れしたい。」と戸惑うことなく答えました。
嫁の職場にいた上司も転勤となり居なくなった事も考え私は「別にいま思う男性は
いるのか?」と聞いてみました。すると思いもよらない答えが返ってきました。
私の中では削除されている上司の事でした。「また会う事は難しいけど、もしも
健君の事がなくて関係を持っていたらと思うとドキドキしてしまう。
初めの誘いから拒否をしていなかったらどうなっていたのか想像をしてしまう。」でした。
私が続けてできる質問は「それなら、初めから誘いに乗っていたらどうなっていたと思うんだ。」
「後悔と懺悔の気持ちはあっても、自分の意志ではどうにもできていなかったと思う。」
「もし、送別会の事がなくて今回のような流れになっていたらどうなってしまう?」
「もしかしたら嘘をついて会ってしまうかもしれない。自信はない。」
私は嫁に本当のところ、私がどこまで由香の失態を知っていると思っているのかを聞きました。
「由香は、俺がどこまで知っていると思っているんだ。」
「言われた通りに会ってきたこと。」「それだけ?何があったのか俺はどこまで
知っていると思っているんだ。」「健君の事は、初めて変な事になった時、正直言って
横で寝ているのにこの状況は良くないと思ったし、気がついたら健君が横に居て
何が起こっているのか整理できなかった。けど、途中で何かを感じた。」
「何かって?」「健君がこんな事するとは思えなくて。それで、後ろで寝ている様子も
気になって見たりしてた。布団の中から見ているんじゃないかって。こんな事は理由に
ならないけど、そうだとしたらどうすればいいのか訳が分からなくなって、それでも
私なりにこれ以上はと思う気持ちがあって途中で布団に戻ったつもり。」
「そうだな。そんな事を考えていたというか思っていたんだ。」
「それで、最後はあんな事になったけど、その時に間違いなく見ていたというより
分かっていると思えた。どうして、あんな事になってしまったのか数日は悩んだし
何も聞けなかった。」でした。