嫁と初めて会ったのは、当時嫁が働いていた居酒屋でした。
私が普段から来店していた店でした。そこである日嫁と出会い
第一印象は可愛い娘だと思う程度でした。友人のお見舞いに行くときに
普段は足を運ぶなど、かなか縁のない花屋に立ち寄りました。
そのに居酒屋で見掛る嫁(娘)が働いていました。花を選びながら
立ち話も少ししました。掛け持ちで仕事をしている事が分かりました。
今まで部屋に花などを置いた事もありませんでしたが、2・3週間に一度の
割合で小さな花を買う様になりました。そこし私が気になりだした
からでした。相手の年齢のことも考えず、勢いで食事に誘うという手段を
とってしまいました。運よくというか、食事の誘いにOKしてくれました。
初めてのデートといいますか食事をしたときに彼女(嫁)の年齢を知りました。
お互いの自己紹介的な会話で終わりましたが、母子家庭でお母さんも当然
仕事をしている。そんな情報も聞く事ができました。それにしても年齢差が
有る事は自分でも分かっていましたが一回りも違う事で少し弱気になりました。
そんな諦め感をお持っている自分に、彼女の方から食事の誘いがありました。
私は断る理由など無く、それどころか喜んでOKの返事をしました。
自然と合えない日といいますか、顔を合わせない日でもラインで会話をする
仲になっていました。思い切ってプロポーズを正式にすると、
彼女からも良い返事をもらえました。正式に交際がスタートして
数ヶ月が経った頃に、初めて彼女の家にお邪魔する事になりました。
勝手な想像でしたが、母子家庭とまでは聞いていたのでアパートか賃貸系の家に
住んでいると思っていました。そして、家に着き私はビックリというか
想像していた住まいとは違っていたので、ここが家?とやはりビックリしたが
表現として合っているのかもしれません。
ここが家だよ。と言われて指を差した先には、高級車が1台に軽四が1台玄関前の
駐車場に停められていました。そうだ、車が有るという事はお母さんも家に居ると
いうことなんだ。思わず、今日ってお母さんも家にいる?今日は居ないよ。
私はホットしました。それにしても車といい家といい何だこの家族(母子)と思いました。
中に入ると玄関は広く、すぐ奥にはリビングがありました。
リビングの奥からは庭は見え気候も良かったこともあり庭にあるテーブルで
椅子に座り話をしました。