部屋でトイレに入っていたら、
妻が男と帰ってきた。
自分とはしないような陽気な声で、
二人で楽しそうにしながら中に入っていった。
その間、私は玄関脇にあるトイレにいた。
面倒なことになるのも嫌なので、
予定通り外出した後、
家に男を連れ込むのは勘弁、
とメッセージしたけれども、
とくに返事はなし。
もともと仕事で留守がちで、
自分の家という実感も薄かったが、
それでも妻に対してはそれなりの愛着を感じていたけれども、
今回の件で、
妻も家も汚物のように気持ち悪く思えてきた。
もともと男性関係が派手で、
風俗の経験もある妻だから、
冷静に考えれば、
一般的には汚物だったのかな。
それなりに好きで一緒にいたわけだが、
今となってはその派手な身なりや、
明る笑顔や細い腰に突き出た胸も、
何か安っぽくて使い古された熟女風俗の店員のように見えてしまう。
まぁ、
生きることに一生懸命であることは認めるけれども、
家に男を連れ込むのはやめてほしかったね。