俺には彼女がいた。大学に入学してこの地方(田舎の農業大学)に下宿して大学で知り合い付き合いはじめた。俺は一回生、彼女の里美は一つ年上の2回生の時、どちらから告白したでもなく友達になり、お互いが好きになり付き合う感じだった。
里美はこの地方で実家から大学に通っていた。
もっぱらエッチは俺の下宿先のアパートで、お互いが初エッチの相手だった。とくに変ったこともすることもなく普通のエッチだったがお互い愛しあえていた。
そして今年、俺は卒業して地元に戻り実家の農業をてつだう。
里美との別れは昨年の今頃、里美が卒業する少し前に。
実は里美が大学に入ったころから、なんとなく親からすすめられていた話だったみたいだが、里美の家系は子宮ガンになる確率が高いらしく、早く子供を産んで、子宮全摘することを勧められていたらしい。里美はあまり本気に考えていないみたいだったが、やはり親は娘のことを思うあまり本気で心配していたようだ。
里美が4回生の時、卒業したら結婚をすることを勧めてきた。もちろん俺とではない。お見合いみたいな感じだ。農協に勤める一回り以上も歳の離れた41歳の人で、里美の実家の婿ではいり、いずれは里美の実家の農家の跡取りとして農業も手伝ってくれるそうだ。
里美はその話を悩んだあげく。断るつもりで俺に話してくれた。最初は断るつもりでいてくれる事に嬉しくおもっていたが、俺も将来の事を考えるようになると、俺は卒業したら地元に戻り、就職して、いずれは実家の農業も手伝うかと感じで、里美と結婚して子供をつくるとなると、まだまだ先の話で、俺の実家も農家なので、里美の実家に婿入りするのも難しく。里美の両親と会ったことはないが1人娘の里美の幸せを考えての勧めであろうことに、俺から里美に別れをきりだした。
ただ、別れるまでに、かなりお互い悩み話し合い、そしてその間も愛しあい、お互い好きな気持ちで別れたが最後はお互い納得して気持ちよく別れたのが1年前の話しだ。
つづく